【冥王星の世界とは?】0か100の人生と権力闘争の意味を解説【占星術】

身の程をわきまえる事

そもそも地球には、階級社会が存在します。ただ日本は「一億総中流」の実現後、この仕組みを理解しなくなったのかもしれません。敗者になることも、下から上を見上げることも、貧乏で身売りする経験もない。

「自分は王様だ、女王様だ」そう思う人が増えた気がします。ただ自然災害が世界で一番起きやすい立地に住む我々は、「自然の前で人間はちっぽけな存在」と遺伝子に組み込まれているようにも感じます。

日本は壊滅的なダメージの後に経済で復活し、日本と同じ敗戦国のドイツは戦後、周辺諸国から「謝罪しろ!謝れ!」と言われながら、懸命に働き、現在ではヨーロッパの優等生になりました。

冥王星とは破滅や破壊と同時に、再生でもあり、その後どんな姿勢で生きるのかで「審判が降る」ようにも感じます。冥王星とは0か100であり、権力者と負け犬の構図は同じ。冥王星は、0か100といった極端な世界です。

また人を堕落させる海王星の麻薬に勝てるような、洞察力(見極め)も持っています。すぐテンプテーションを見切れる、そんな皇帝のイメージ。


↑これ

何故かというと、海王星よりも外側におり、なんでもお見通しだからです。権力の舞台で戦うような人物は、「あれは商品でしょ?」「ファンタジーでしょ?」という姿勢があり、こういう思考が強いと感じるのが、叶恭子さん。実際にそういう舞台で戦って、安全に切り抜けてきた「確か」な何かがあるのかもしれません…。

0か100の人生「敗者、恨み憎しみ、復讐心」

そもそも冥王星は人を選びます。誰でも理解できる、好むような世界でもないので「冥王星の音楽」は閲覧注意と記載しています。

【ただ聴くだけ】音楽で惑星の特徴を理解しよう【感性の占星術講座】

冥王星と火星は正反対の世界。火星は「戦いと勝利」、冥王星は「戦いに勝てなかった人、敗者の世界」です。そういう構図で、冥王星の音楽は敗戦国ドイツ(の東側出身)のラムシュタイン、火星の音楽はヨーロッパの戦争の英雄を歌うサバトンで記事化しました。

これは「戦争」の「光と闇」で、ラムシュタインのMVは「恨み」を、サバトンは「栄光」を表現しています。


Rammstein 「Deutschland」


SABATON 「Primo Victoria」

筆者は以前、ジュリー景子さんのホロスコープの記事を書きましたが、これも「権力」に関してのものでした。ジュリーさんはそれをよく分かっていらっしゃるのか、冥王星への対応に関して正しい道を選んだように感じます。今後、焦点はもっと別の方に向かうことになるかもしれません。

【ジュリー景子のホロスコープ】東山紀之と井ノ原快彦との運命とは

また権力者には上がいて、また更に上がいますよね。もっともっと上もいる…。そういう「上には上がいる」という思考も、冥王星です。これは階級社会の西洋では、よくエンタメで登場するお約束のネタです。「子供が悪と戦って勝てる」という設定はなく、一代で成り上がる為にGTA5は犯罪のオンパレードです。


↑非常に残酷なので、閲覧注意。

帰国子女の師にも「日本で裏切りなんてまず起きない。西洋はすごいけど」と言われ、確かにすごそうだなと。日本人の裏切りは「あんたが嫌い」ですが、権力がない人に嫌われてもノーダメージじゃないですか…。西洋は(ネタでも)墓に沈められてますからね…。


↑年一回のビックマッチで「墓に沈める人」

また冥王星は、人を選んでいるのでは?と思う時があります。特に貧乏、不幸、残酷な生い立ちにも意味があり、正負の法則があるのではないか?と。

また「光」には「闇」がある。スポットライトが明るいほど、影も濃くなるように。それが人生だと思う時があります。暗い側面がない人なんて世の中にいませんよね。有名人の自伝本が残酷だったり、夢が壊れるようなものなのは、そのせいかもしれません。最近ならブリトニー・スピアーズの自伝本が衝撃的だと世界的に話題です。

また今は何でも金で買えてしまう。そういう情報戦の時代。マインドコントロールの方が爆弾よりも怖いんです。このマインドコントロールも核爆弾も、冥王星の領域です。

冥王星は力を与える人を選んでいる

冥王星は力を与える人を選んでいると感じることがあるんです。それも「0」か「100」になる人を、です。

まずセオリーで大体「ゼロ」を経験するorゼロからのスタートです。主に「親から愛されない(もっと酷いと虐待や捨てられる)」という経験をします。それを通し「自分は何も持っていない」と自覚させられる…。そして自分は全体の一部だという感覚を持つようになるというか。

これは浜崎あゆみさんが歌詞で言語化していますね。彼女は「私」より「僕たち」って表現を好んでいます。これは自分より全体の幸せを考えているから出てくる言葉だと思います。ファンタジーで夢や希望を見せてあげたかったんじゃないかな?でも「浜崎あゆみは商品」と公言している点が、非常に誠実だと思います。


浜崎あゆみ 「Voyage」

筆者は視点が低いので、浜崎あゆみさんが流行っている頃、同じ冥王星の領域のRammsteinを好んで聴いていました。恨みや憎しみの方。愛だの恋だのと言われても「あっそう…」と。0か100の「ゼロ」の方にいたんです。

当然ですよね、親に捨てられているのだし。信じることなんてできません、見たことないんだから。変わったのは、好きな人ができて、優しくしてもらえたからです。信じることができない自分に問題があるのでは?と思い、変わろうとしました。それに関しては、下記で吐露しています。

【2023年は過去の清算】ジャニーズ問題を占星術で考察【満ちていく月と欠けていく月】

ただ結論だけ言うと、人を信じて心を開いたことは全て裏目に出ました。そうじゃないんだなと。やっぱり何かが違うんだなと。親密さとは、結局は家庭で教わるもので、知らないと上手くいかない。

アーティストだと、エミネムもそんな感じですよね。でも、それを素直に表現してしまった方が、いいのかもしれない。彼らには「その時代特有のこと」を伝える役割があり、「選ばれた」んじゃないかと。それくらい「パターン」が似ているように思う。日本だとYOSHIKIさんなど。

逆に凶悪犯罪者にも共通点があります。生い立ちが悲惨、誰からも愛されないってことです。そう、同じなんですよ。筆者は庶民の気持ちは理解できないけど、山上徹也の気持ちなら理解できる面があります。
>>山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」

そんな感じで紆余曲折あり、師と出会って今年で7年目。当初「人は鏡」と言われても、全く納得できませんでした。どう考えても酷い生い立ちは親のせいだし、父親や母親を強く憎んでいました。それどころか、出会った頃は人や社会全体も憎むようになっていた頃です。

だから何となく人生には「変わり目」ってあって、手を差し伸べてくれる人に出会えるようになっていると思います。「最後の審判」というか。これはマツコデラックスさんも以前おっしゃっていたのですが、そう思います。ただ納得するまで7年かかり、実践も大変でした。

実はこれまで、占いやカルト宗教、霊感商法への恨みや怒りが手放せず苦労していました。そこに安倍晋三の暗殺事件も起きたので、トラウマにもずいぶん苦しみ、かなり苦痛な年でした。あまり精神を正常に保てないと言うか。

だから時間がかかる、コツコツ変えていくしかないけど、コツコツやっていれば、違う世界が見えるんじゃないかと思って。自分は「無理しない」「コツコツやればいい」「人と比べない」ってことを守れば、大体なんとか生きていけると思うんです。

人生って辛いものですが、幸せは「生かされていることに感謝できるか」なのかなと。だからとりあえず、無理しないことだなって思います。

冥王星は命を持っていく「権力闘争と寿命」

また占星術で生死を見るのはタブーですが、生死はチャートの冥王星で判断します。ただ運命は決まっていません。どういう人生かは自分次第です。どういう生き様か、エネルギーをどう扱うかが大事です。当たり前のことですが、念の為。

また冥王星が教えてくれるのは「権力の構図」です。権力闘争の戦い方とか、仕組みの理解。そして「手放す分野」を示しています。

ただネタバレをすると、権力の構図はメソポタミア神話に記されており、最初からそういうエネルギーの関係性なのかなぁと思って。アヌ、エンリル、エンキの関係性です。

また師に、「人はなぜ地球に生まれるのか?」と聞いたら、「自分以外の魂から学ぶこと」と教えられました。「だから人は鏡(怖いですよ)」と。でも確かに、そうかもしれない。また悪も天使も光も闇からも「バランス良く」学ぶことが大切で、価値観が違うもの同士が共存するから、完璧は無理なんだと教えられました。

だから他の場所より一気に進化が進むらしく、1回の人生で100回分以上のレベルが上がると言われました(私の師談)ただ、これは別に信じる必要はありません。筆者も分からないし。

でもそう思えば自分の人生を大事に出来るし、辛い時も「地球はそう言う設定だしな〜」と。悪を見ても「そうなる歴史が人生にあったのかも」と。なんとなく過剰反応することもなくなり、「そうなんだ」と腑に落ちる。

以前師に「宇宙って一体どんな場所なんですか?」て聞いたことがあるんです。ただ回答が面白くて「沸騰してる泡」って言われて。全く理解出来なかったですね…。ただ最近、ミシガン州立大学の人がこの理論を提示したらしくて、ここからもっと解明されるかも?て言われました。ただそうなると、アインシュタインの相対性理論は破綻するから、すごい事になるみたい。

アインシュタインはオーラやエーテル体を否定していたけど、実はまだ何も人類は分かってないだけなのかもしれない。まぁそれはさておき、冥王星っていうのは「女性の世界」です。恐ろしい感情の世界なんですよね。

だから憎悪とかドロドロした感情も強烈だけど、その中で破壊され、自分自身が変容する…そういう壮絶な出来事を通して、人は大きく変われると自分は人生で感じたんです。

だからもし、自分が「ど底辺のクズだ…」と思うなら、成功する可能性も高い。そういう0か100という、極端なエネルギーが冥王星だからです。

また限界を超えるような変容も冥王星ですが、命を削るようなものであることが多い。美容整形も生死がかかっているし、過激なダイエットもそう。死ぬほど働くとかもそう。浜崎あゆみさんは聴力がなくなったと言ってましたが、アーティストは耳や喉に出る場合が多いですよ。漫画家さんも早くに亡くなる人が多いし。

今回はそういう「冥王星の0か100の世界」を解説しました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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