【LGBTQ+】トランスジェンダーの鑑定、恋愛の相性の占い方

伝統的な占星術では、女性が好きなタイプを見るときは火星、男性が好きなタイプを見るときは金星を見ます。これはシスジェンダーの際に適用されるものです。これは占星術の世界では、全世界共通です。

ではトランスジェンダーはどう見たらいいの?

トランスジェンダーである筆者へのリクエストに、LGBTQ+に関する質問が多かったので記事で考察していきます。

好きなタイプを見る【考察】

まず筆者のようなトランスジェンダーかつバイセクシャルの方は、好きなタイプで男女差が現れる方が多いようです。

女性が好きなタイプを見る時は火星(男性・性的な魅力)ですが、男性は金星(女性、SEXの好み)で対象を決めています。ここに男女差があります。占星術でも、ここに矛盾が出る場合があります。

例えばトランスの筆者は、どうか?
筆者は火星が火のサインなので、確かに元気な人を好みます。ただこれはあくまで「雰囲気(見た目とか)」で、内面的な面は金星(好み、心地よさ)かなと思います。ここはセオリー通りでしょうか。

ただ恋愛となると不思議で、好きな女性のタイプは火星のサインで、好きな男性のタイプは金星のサインなんです。戸籍上は女性の筆者ですが、占星術のセオリーとは違ってしまいます。

おそらく男性寄りの性自認だからかもしれません。ですから占星術で女性のセオリーの鑑定をされると、「あれ?」と思う事があります。

考察(1)…戸籍ではなく、自分の性自認で鑑定をする。

伝統的な占星術では、太陽と月で結婚を見ます。
金星と火星は恋愛を見るのですが、結婚はまた別の概念となっています。

たとえば女性の結婚相手(夫)を見るなら、太陽。
男性の結婚相手(妻)は、月です。

トランスの筆者はどうか?
まず筆者の場合、結婚願望がないので太陽と月はあまり意識されません(5、7ハウスにはなにもないので、恋愛や結婚に興味が薄い)

性自認が男性よりだとしても、月のサイン、アスペクトに当てはまる人と結婚したいとは思いません(男性でも女性でも)。単純に月に苦悩が強く、自分が困っている面が月であったりします。

また筆者は、太陽と月では、アスペクトされる惑星が正反対の性質なんです。月は男性的な惑星とアスペクトされ、太陽は女性的な惑星がアスペクトされています。ですから、ここが性自認の葛藤なのかな?と思う事があります。

月の年齢域の頃は性に葛藤がなかったのに、太陽の年齢域の頃から性自認に葛藤が現れました。

考察(2)…結婚観と恋愛観では、性自認通りとも限らない。

次にシナストリーなのですが、これは筆者の場合はセオリー通りです。男女関係なく、火星は性的な魅力ですし、金星は楽しい、心地よいといった気持ちになります。

金星…楽しい、心地いい
火星…性的に魅力的、一緒にいて盛り上がる
木星…心がホッとしたり、未来に希望が持てたり、信頼感を感じる

これが太陽や月にアスペクトしていると、より「一緒にいたい」と感じます。惑星は重ねた時に発生するエネルギーなので、金星や木星は良いものですし、火星は盛り上がったり、性的な結びつきを与えます(ただしハードアスペクトは悪く作用しやすいですし、吉星でもハードだと怠惰や甘えが出て悪く作用する事もあります)

多種多様な世界観【ヒアリングでの注意点】

まずLGBTQ+の人々と接していると、考え方も生き方も多種多様だと気付かされます。そもそもジェンダーに関して思い悩んで生きてきた人々なので、非常に知的ですし、思い込みを嫌う面があります。

恋愛観もSEX観も、多種多様。これはとても複雑な問題で、1つの正解があるわけではありません。多種多様な愛の形があります。そこには人類の進化の過程で説明がつく、教科書的なものは存在しません。

自分を女性だと思って男性が好きな男性もいますし、自分を男性だと思って男性が好きな男性もいますし、自分を人間だと思って相手の性別を意識しない人もいます。

それ以外にも本当に多様。ですから「思い込み」で鑑定しない事が大切だと思います。まずはヒアリングをきちんとし、相手が不快にならない程度に状況を聞き、理解してあげる姿勢が求められます。

また根底に異性への嫌悪がある場合もありますし、自分の性別への嫌悪の場合もあります。ジェンダーへの繊細な配慮があるといいかもしれません。

特に男性に恐怖や嫌悪を抱くエピソードを持つ方も割と多く(筆者もそうですが)、それが原因で女性性を否定する(男性を避ける)場合もあります。

ですから占星術師にはあまり相談したくない方も多いかもしれません。悩みのベースには、もっと複雑なものが隠されている事が多いからです。この辺は複雑すぎますし、理解されない事もあるので、この辺で。こういう「多種多様な世界観がベースにある」とだけお伝えしておきますね。

伝統的な占星術では前述通り、鑑定にはパターンが存在します。

恋愛観なら金星、SEXなら火星など…。
ただそれらが全て「当てはまらない」といったケースに直面する可能性があります。毎回イレギュラーになるので、大事なのは教科書ではなくて「目の前にいる方に向き合う事」になります。

ヒアリングを慎重にし、普段からLGBTQ+の勉強を深めておくと、様々なジェンダーの方の対応が可能になるかと思います。ただここは当事者である筆者も、全てを理解できているわけではないし、難しいとも感じます。

当事者の話を聞くたびに発見があり、「そうなんだ〜」と思う事が多いからです。大事なのは理解しようという姿勢なので、分からないときは正直に「分からないこと」を伝え、寄り添う事が大切かもしれません。

筆者が鑑定で非常に重視しているのが、ドラゴンヘッドです。
ここには性別も関係なく、運命的なものを見たり、自分が目指す場所を知る事ができるからです。

恋愛とか結婚のもっと先というか、運命的な出来事が絡む場合に見る事ができる場所なので、ドラゴンヘッド(シナストリーだけじゃなく、トランジットも含め)見たりします。

日本では小惑星をほとんど重視しないようですが、リリスは恋愛には外せない小惑星になります。相手の不可解な行動を知る上で、リリスが非常に役に立つかもしれません。

また昔は女性だけに適用できるなんて言われた頃もありましたが、鑑定をしていると男性にも適用できると思います。特に昨今は女性的なエネルギーが強まっているので、リリスも活用されるといいかと思います。その人のダークサイドを知る事もできます。

また小惑星のキロンが絡むシナストリーは、傷の癒やしと言った相性になる事も、傷が深まる事もあるかもしれません。ただ金星や海王星にキロンといった相性は、癒しの性質が強く、相性を見る上でも活用できるポイントです。

★おわりに

今回は、トランスジェンダー当事者の筆者の目線で記事を書きました。LGBTQ+のことを全く知らない、社会で接したことがない世代の方にもプラスに伝わればいいなと思い書きました。

ただ筆者も自分を100%理解できていると感じませんし、他のLGBTQ+の方に対してもそうです。ですから理解できなくて当然だと思っています。何か鑑定で困っている人のヒントになれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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