多様性の強制はお互いを遠ざける【誹謗中傷や自殺問題を占星術で考察】

7月12日、タレントのryuchellさんがお亡くなりになったという悲しいニュースが入ってきました。今回、トランスジェンダー当事者の筆者が占星術で今回の問題を考えていきたいと思います。

多様性の強制はお互いを遠ざける

筆者は「多様性」や「LGBTQ+」に対しては、「大事なのはお互い話し合う事であって、慎重になった方がいいのではないですか?」という姿勢を示してきました。

これは当事者側からの考えもあるし、性自認が一致しているシスジェンダーの方への配慮もあります。

現在の多様性の流れとは、実は冥王星射手座(1995年〜2008年)に始まったグローバル化が起点にあり、世界の動きを知らない人には理解が難しいものです。

【日本と韓国のエンタメ】明暗を分けたのは冥王星射手座時代【多様性&LGBT法とは】

ただ「多様性」っていうのは強制じゃありません。まず不自然だから支持を集めないんですよ。もともと日本には「十人十色」という素晴らしい言葉があり、日本人は本質的に多様性を理解している民族です。

ただ西洋のように一神教の国は、本質的に多様性を受け入れない土壌があり、LGBTQ+への差別は激烈でした(疑われるだけでボコボコだったんです。KORNのジョナサンがいい例)。だからパレードをしたり、激しくアピール活動をしないといけない。日本とは別物なんです。

そもそも日本の芸能界には、美輪明宏さん、カルーセル麻紀さん、マツコデラックスさんなど、多様性なんて言葉がない頃から庶民に受け入れられてきた芸能人は沢山います。これは西洋ではあまりないケースで、日本人は多様性を本質的に理解できる民族なんです。

もちろん、ご本人は苦労もされてきたと思いますし、シスジェンダーより気苦労が多く、現実問題差別も存在しています。ただ本来日本人は寛容だったはず。悪く言えばミーハーで、異文化をすぐ受け入れる土壌がありました(クリスマスやバレンタインなど)。

ですから騒ぎ立てるよりも、多様性に関して「話し合って」知見を広げる(いろんな人が生きている事を知ってもらう事)から始めてもいいのかなと思って。

無理のない範囲から少しずつ理解を深めていく。「自分との違いを理解する」って作業が「多様性」であって、法律で裁いたり、縛る行為だと、相手も萎縮しちゃって、お互いを遠ざけるだけじゃないですか?

当事者側の苦労や辛さ、それもわかります。筆者も自殺に失敗してますしね(今回の出来事に関しても、あとがきで別途思いを語っています)ただ一旦、こういう時ほど冷静になり、時間がかかると腰を据えてやる忍耐力も必要ではないでしょうか。

このブログでは当事者のリアル、生の声を吐露するだけでいいって思っているんです。トランスジェンダーはどうして性自認が流動的なの?虐待された人って一生不幸なの?こういう質問に対して、筆者の実体験を下記でシェアしています。

【土星魚座期】AIに勝つ為に人間は何を学ぶべきか?【アライ(Ally)とは】

でもこれだって、「どうせ言っても無駄…」て最初は思っていたんです。でも違った、理解してくださる方がいたから記事として形になったんです。社会にはいろいろな人がいるし、それを知る事ができたのも素晴らしい経験の1つになりました。

こういう体験が「生きる楽しさ、喜び」なのでは?勝ち負けとか、競争じゃないと思う。自分が思ってもいなかったような事を体験する、一人じゃできない事ができる。そういう体験に価値があるんじゃないでしょうか?

それに人間は1人1人、影響力を持っているんです。芸能人だけが特別なわけじゃありません。ryuchellさんの件は、一人一人が自分の影響力を改めて考える機会になったのだと思います。

ryuchellさんの死「弱音を吐いていい」

ryuchellさんがラジオで語っていた言葉を引用します。

「ある人に『泣いていいよ』って言われたんです。人生で初めてだったんです。私も会社をやっているし、強くいなきゃいけない、弱い自分を出す居場所をなくしていたんです。でも、その人に気が済むまで泣いていいよって言われた時に、弱い自分を見せるってこんなに気持ちがいいんだというか、見せてもいいんだと思えるようになった」

「強い自分を引っ張って行くより、等身大でいる時代なんだと、だからこそハッピーになれた。ちょっと弱い自分をみせられて、バランス取れるようになって大人になれたかなと思いますね」

「落ち込んでいる人がいたら、元気づけるのも大事だけど、寄り添ってあげる姿勢でいることは、ぜひ参考にして欲しい。すてきだと思ったので」

引用元URL:日刊スポーツ「ryuchellさん「何もないのに涙が出てくるとか…」死去前日放送ラジオで語っていた」より、一部抜粋

これは、現在の筆者も同じです。落ち込んでいる時は元気付ける必要なんてなくて、話を聞いたり、受け止めたり、無理しなくていい存在がいればそれでいいって思うんですよ。下記で紹介した吉川ひなのさんの書籍もそうですが、苦労してきた方はやはり、今同じフェーズにいるのではないかなって思います。

【ドラゴンヘッド牡羊座】2023年から運命は自立とフロンティアへ【自分軸で生きる】

当たり前ですが、誰だって死にたくて死ぬ人はいません。人間は遅かれ早かれ100%死ぬんだから。ぼ〜っとしててもいつかは絶対死ぬ。じゃあ何故自殺したいと思うのか?と言ったら、筆者の場合なら、今すぐやめたい、消えたい、疲れた、無になりたい…。要するに「休みたい」んです。無理をしすぎている(頑張りすぎている)状態。

こういう時は環境を一旦リセットする意味で、薬などを使って一旦寝てしまう事もありですよ。寝るとマインドがリセットされますし、寝ている間に少し休む事もできます。筆者はよくこれをやって、気分を切り替えていました。

とりあえず寝る、休む。
その上で、辛い時は弱音を吐いていいんです。「死にたい」って誰かに言っていいんですよ。死にたい事は悪い事じゃありません。誰だって1回は死にたいと思った経験があるもの。

そういう話題を避けたがる人は、単にその人が幼いんですよ。そこまで大人じゃない。だから受け入れられないし、支えられないだけ。もし理解されなくても、今はさまざまな専門機関があります。

完璧な人間はいませんし、生きたい時もあれば、死にたい時もある。誰にも欠点と長所があるし、ポジティブとかネガティブとか二元論じゃないんです。その間で揺れ動いているだけ。光と闇の中間で色々な学びをしているのが人生なんですよ。そう思って気楽に行けばいい。

特に昨今は「気楽さ」がないですよね。
メールだって履歴として残るから、知り合いに本音なんて吐露しなきゃよかったと思う事もあるし、芸能人やインフルエンサーならLINEやDMのスクショをばら撒かれるリスクもある。家族がいたって、恋人がいたって本音が言えず、孤独な人が多い。

こういう時に悩みを吐露できるのが「いのちの電話」で、実はボランティアさんがやってくれているんですよね…。こんな大変な時代なのに、そういう方もいるんだって思うと、頭が下がります。実はLGBTQ+向けの「いのちの電話相談」もあるんです。ちょっと2つとも紹介しておきますね。

>>いのちの電話「47都道府県の一覧」※繋がるまで上から下までかけてみてください

>>プライドハウス東京レガシー「LGBTQ+いのちの相談窓口」

逆に「自分を全く知らない人」だから、安心して悩みが吐露できる面があり、そういう人って今は多いんじゃないかな。占い師の役割もそうなのかもしれません。赤の他人の方が楽な時代。友達関係もビクビク疲れる時代というか…。

ただ人間、無理をしすぎないって、大事な事。「ウサギとカメ」はまさに真理で、ウサギをずっとやる事ってできないんです。大体エネルギー切れになる。だからコツコツ自分のペースで、ただ生きるって事を継続したらいいんじゃないかな。

もし「死にたい」て思ったら、一旦休みましょう。弱音を吐いていいんです。

誹謗中傷は麻薬「不幸から抜け出せない人達」

当ブログを見ていたら、海王星の特徴って知っていますよね。日本で起きる問題ってほとんど海王星なんです。

今回、誹謗中傷や悪口、イジメのターゲットにされた際、こういう解釈をしてほしいという思いから、誹謗中傷をしている方にフォーカスします。

なぜ優しい人がターゲットになるのか?しかも揃いも揃って、大体金星×海王星持ちの芸能人…。中でも中川翔子さんが有名ですね。

正直、誹謗中傷する方ってリアルでパワーがない人(貧乏とか不幸な人=海王星)で、中川さんも精神疾患持ちが多いって言っていましたが、そうなんです。精神疾患も現実逃避も海王星が支配しています。

彼らは自分を慰めてくれる人に向かって行く習性があり、特に好むのが金星×海王星(海王星的な魅力が強い人)。中でも90度は強烈で、芸能人が持っていると熱心な信者がつきます(中川翔子さんの他、マドンナやリアーナ、B’zの稲葉さん、中森明菜さんなどが持っています)

また海王星は芸能界と政治とSNSを支配しているので、八つ当たりはここに集中して起こります。だから政治家、インフルエンサー、芸能人って今一番ストレスフルで辛いだろうなって思います。最近、芸能人の自殺も増えましたし。

彼らは夢を売る仕事なので、元気で笑顔でポジティブでいい人で…て。そういう不自然な事を求められていますよね。でもそんな人いませんから、大体失望してヒステリーが起きる。

「笑顔で、前向きで、ポジティブな言葉を放っていたら幸せになる」って言うのが、昨今の商業化されたスピリチュアルの鉄則ですが、自分に嘘をついているなら幸せになれません。現実逃避は海王星の領域で、不幸と関連しています。

表面的な作り物では、幸せになれないんです。不自然な事をすると不幸になります。別に孤独もネガティブも悪いもんじゃないんですよ。

芸人のヒロシさんはネガティブだし、笑顔もないですけど、自分のやりたい事が自由にできてて、ありのままを愛されているし、過去何度もシェアした叶恭子さんの「100万人が笑顔でも、そこに楽しめるものがないあなたは無理に笑う必要はありません」って真理なんです。だからモテるし金持ちなんだなと。

笑いたくない時は笑わない。それでいいんですよ、不自然な事をやると上手く行かないもんです。

それに誹謗中傷している人に「誹謗中傷を止めろ」と言っても無駄。不幸から本人が抜け出さないとやめる事ができないからです。この世がユートピアなら、誹謗中傷なんて起きませんが、現実には悪い人もいるし、嫌な人もいる。

中傷とは中毒(海王星)や依存症(海王星)の類で、彼らにとっては慰め(海王星)なんです。ただ普通の人がこういう人に関わると、自分まで貧乏(海王星)とか不幸(土星)が伝染(海王星)するので、スルーして参加しないこと。

誹謗中傷に関しては、自分がまず不幸から脱出したいと思わないと、やめられません。薬物依存と一緒です。麻薬なんですよ、誹謗中傷って。

本当なら芸能人のゴシップも、誹謗中傷も時間の無駄というか…。そんな事をしている間に、どんどん不幸から抜け出せなくなってしまうだけではないですか?

筆者は自分を幸せにする責任は、自分にあると思っています。すぐには変われなくとも、コツコツ自分のために良い事をすれば現実は確実に変化します。筆者もドン底を知っているので、実体験ベースの回復過程を記事にしました。

【土星系社会・日本】海王星と土星、2種類のうつ病【精神疾患を占星術で考察】

まず自分に集中する事が大事。自分の人生をきちんと生きていないから、他人ばっかり気になるんです。人生の舵取りをしている責任者は自分。

また海王星無料も支配しているので、SNSや無料で暇つぶしできる場所に集まりやすく、どうしてもそういう場所は、誹謗中傷できるムードが漂いやすいんです(流されてしまいやすい)

無償労働といい人は何故不幸になるのか?

無償労働(海王星)がなぜ不幸(海王星)になるのかを教えてくれた方がいるのですが、実体験ベースで関係悪化を経験しており、納得しました。

無償労働は甘えを引き出すし、目的意識も明確になりません。目的意識を明確にしないと、変な思い込み(海王星)を加速させて、弱い立場に転落してしまうんです。

自分は身近な関係でも「できる事、できない事(許容範囲)」の線引き(天王星)はしっかりするようにしています。また無償のスキル提供は、関係が悪化しますね。ある程度線引きが必要だと実感しています。

芸能人も昔と違いSNSで反応をくれるので、一方的な思い込みが加速しやすいし、誹謗中傷って気を引きたいから(好きだから)なんですよね(愛憎=冥王星)

ヤフコメみたいな場所は、好きというよりも暇な通行人の八つ当たりが多いでしょうが、無料で人を集める場所は、どの道そういう誹謗中傷してもいいんだってムードが漂いやすいです。

また「いい人」でいる必要もありません。というか不自然ですよね、そんなの。ryuchellさんを見ていると、とにかく真面目で優しい人だと感じました。ただ最近、ちょっと海王星っぽい雰囲気が強く出過ぎていると感じていました(肩を上に上げたり、クネクネした感じの動作)

これって元々金星×海王星90度がある人は、普通の状態でも出てきやすいです(マドンナでさえ、ダンスの際はクネクネした退廃的な色気が出てますよね)ただ性的な被害や攻撃を誘発しやすく、痴漢やレイプ、ストーカー、誹謗中傷、DVなども引き寄せやすいんです(90度のリアーナもDV被害を受けていました)これは強気な性格でも関係なく、なんかそういう被害が向こうから来るんですよ…。

だから海王星系は落ち着きある態度(土星)も大事。海王星系の「いい人」は、いい人を止めること、NOを言う事を試されています。そもそも地球とは光と闇の中間を学んでいるので、片方に偏るとネガティブ側が攻めてくるんですよ…。

あのキリストでさえアンチがいるんですよ?(マリリン・マンソンっていう奴)。どんな行動をしたってアンチは現れます。嫌な事は嫌だとはっきり言えばいい、それだけ。無理をしたらダメなんです。自分を大事にすることが基本です。


↑マリリン・マンソン

時にはハッキリ言う必要もあるし、「いい人」より「厳しさ半分の人」の方が好かれます。逆にそれくらいの方が現実的で、どちらからも好かれるんでしょうね。

おわりに

ryuchellさんの件は、遺書もないので本当に自殺かどうかさえも、現時点ではわかりません。何もかも、本人にしか分からない事です。

ただ筆者もトランスジェンダー当事者ですので、何か今回の件で伝えられることもあるのかなと思い、記事にしました。正直、感情的にならないように頑張って書いたつもりです。ただTwitterの引用で感想をいただき、1つ足りなかったと思って補足します。

実際トランスジェンダーへの誹謗中傷って本当に多いですし(自分のところにもきましたし)、事実自殺も多い。法整備に関して揉めていますが、こうして実態を目の当たりにすれば、自分達とは圧倒的に立場が違う事(意味もなく多数から攻撃され、一方的に差別される事)がどういう状態かわかるかと思います。

今回いのちの電話を紹介したのは、自分も利用した経験があるからです。こんな事は言うつもりもなかったんですが…誰にでもあるから、抱え込まなくていいんです。特にマイノリティだと普段から悩みが深刻な上に、話す相手もいないですしね。それで土星魚座の記事を書いたんです。あのDMには、本当に救われました。

【土星魚座期】AIに勝つ為に人間は何を学ぶべきか?【アライ(Ally)とは】

普通の方でもこうして誰かの心を癒す事ができる。全員に強い影響力があり、芸能人だとか占星術ができる必要もないんです。全員に影響力があるので、1人1人の意識なんですよ。

海王星魚座期(2011年〜2025年)って、裏で隠れて悪い事をするとか、騙すとか、嘘とか、詐欺も世界規模で問題になりました。ただ土星魚座になり、加害者側にかなり厳しい罰がきています。世間のムードも一変。ジャニーズ性加害問題はついに国連まで動く事態に発展し、魚座の分野内でもっと広がると個人的には思っています。

この冥王星山羊座時代(2008年〜2023年)は、我慢や忍耐、弱音が吐けないといった、山羊座が徹底された時代でした。だからこそ、行き過ぎた抑圧を中和できるのは、180度の蟹座(感情の吐露)だと思っています。弱音は吐いた方がいい。なので自分も積極的に自己開示しています。

当ブログは日本人が話題にしにくいテーマ(特に海王星の問題、ジェンダーのこと、多様性、SEX)を扱ってきました。ただ過去の異性間の恋愛話だけで、「男性が好きな人」って誤解を招いたり、文章って本当に難しいと感じます。

ここで補足なのですが、先日ビベック・マーシー米医務総監が、孤独(山羊座)と孤立(水瓶座)の蔓延が、人や社会に大きな健康被害を与えるとして、「孤独と孤立という私達のエピデミック」という勧告書を発表しました。

ここでは孤立を「社会的なつながりや役割が乏しく、社会参加や交流が希薄な状態」、孤独を「孤立を自覚したり、個人が望む状態と現状の間に満たされていないニーズがあることで生じる内面的な状態」と定義しています。

2023年からの冥王星水瓶座って、当事者同士が集まり、支え合って、安心できる場所を作ることも1つの目的なんじゃないかな。SNSによってキラキラしている人を多く目にするようになったけど、実は孤独や孤立を抱えている人が激増しているんです。実はマーシー米医務総監も当事者。ただ「それを告白することが難しかった」と認めています。

筆者も「世の中には色んな人がいる」って事を伝えられたらいいなと思います。とりあえず無理をしない練習をしましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

海王星について、下記の記事で余談を追記しました。

【海王星の国・日本】芸術の惑星海王星とは?日本と西洋の違いを解説【占星術】

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