キロン(カイロン)12星座とハウス別の意味と傷【ホロスコープ】

★西洋は太陽を重視し、考え方は男性的
厳しい戒律と超格差社会。人生がハードモードなのは、西洋です。慈悲の気持ちや隣人を愛する「キリスト教」の教えで、社会は木星系に変化。

★東洋は月を重視し、考え方は女性的
八百万の神を受け入れる大らかで多様性が認められる社会。弱い人に優しい社会だが、考えが浅く混沌としやすい。自己責任や成熟さを重視する「仏教」の教えで社会は土星系に変化。

(1)キロンのハウス=きっかけとなった傷

(2)キロンのサイン(星座)=外側に現れるコンプレックス

キロンは小惑星の中でも、西洋人と東洋人で解釈が変わると考えています。
今後noteでは日本人(月重視)の解釈を開放していきます。

小惑星キロン(カイロン)とは?

第1ハウス(or牡羊座)にキロンがある人

深い傷が「自分自身」に現れる
それは自己表現そのものになるかもしれませんし、自己主張する事、容姿、アイデンティティの問題かもしれません。幼い頃に容姿をいじめられた(人種問題やアトピーなど変えられないもの)、自分の個性そのものにコンプレックスを持つ経験をする可能性があり、常に自覚し続ける深い傷が自分自身に出るでしょう。それは無意識の場合もあり、強い嫌悪感を自分に持つ場合もあります。自分が何者かわからない、なりたい姿に近づけない、イメージできないなどの問題が出てくる可能性があります。

★この第1ハウス(or牡羊座)は火星に対応しています
新しい行動を起こす勇気に脆弱性があり、行動力の欠如、臆病さ、対人恐怖として出てくる事があるかもしれません。存在理由そのものへの傷、自分は何もできない人間だと感じやすいか、最初の一歩を踏み出す事が苦手だと感じるかもしれません。自己の力を信じられず、物事から逃げてしまわないように注意しましょう。

★第1ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
他者と比較される事で自己嫌悪や存在に対する不安を持ったり、病気や体質、肌の色(人種問題)や容姿に関連した傷がコンプレックスの原因になりやすいかもしれません。子供の頃に何らかの「容姿」や「個性」で傷ついた経験が元で、なりたい姿に自分が近づけない事、或いはイメージそのものができない事で自己嫌悪を起こしやすいでしょう。自分自身の傷を癒す事がテーマになり、アイデンティティの確立が癒しへと変わる可能性があります。

★牡羊座キロン(or第1ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
攻撃的な態度で自己防衛したかと思えば、新しい挑戦から逃げてしまったり、意識しずらい「怒り」や「行動」に問題が起きやすいでしょう。本当は傷つきやすいのに、無意識的に強さを誇示して強がって見せたり…弱音が吐けないといったコンプレックスを持ちやすいかもしれません。行動力や自己表現に関する苦手意識があり、「何かを始める事」が課題となります。

JK ローリング(作家・「ハリーポッター」で世界的に有名)、アーヴィン・ウェルシュ(作家・薬物中毒の若者を描いた「トレインスポッティング」で有名)、オジー・オズボーン(ブラックサバス・メタルを生み出した先駆者で世界的に有名)、バラク・オバマ(黒人初の第44代アメリカ合衆国大統領)

第2ハウス(or牡牛座)にキロンがある人

深い傷が「金銭や所有、安心感や安全」に現れる
貧困、身体的な安心感と安全が欠如した家庭環境で育つと言った経験、或いは親が経済的な支援(高校や大学進学)をしてくれなかった、他の人に比べて自分の能力が低いといった事がコンプレックスとなり、お金を稼ぎ出す能力や価値がないといった悩みを抱えるかもしれません。お金、快適な住環境、物質やお金への強い執着心が問題になりやすく、経済的自立ができない事、自分より恵まれた容姿や才能、お金持ちへの嫉妬心に苦しむかもしれません。

★この第2ハウス(or牡牛座)は金星に対応しています
所有物、資産、価値、能力に関連した傷やコンプレックス、女性では女性としての魅力に自信が持てない、或いは摂食障害など。自尊心の低さや自分は価値のない人間ではないか?といった問題が出てくる可能性があります。安心できるような環境がない事、食べる物や着る物に不安を感じやすいかもしれません。

★第2ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
自分の資質(個人の能力、所有物、資産、自己評価、価値)に関連した傷がコンプレックスの引き金になりやすいでしょう。子供の頃に自分の能力に対して傷ついた経験が元となり、自分は人より能力が低いという自己嫌悪や劣等感を起こしやすいかもしれません。

★牡牛座キロン(or第2ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
自分が快適だと感じる環境、安定、物質的な豊かさに関して、それが手に入らないと感じたり、自分にはそれを手に入れる能力がないというコンプレックスを持ちやすいかもしれません。物質的な豊かさや安定を求める一方で、それがなかなか手に入らないと感じたり、自分に自信を持てないといった傾向が出てくるかもしれません。傷ついた自己評価を通し、自分の価値を上げていく事が成長の課題です。

カール・ユング(精神科医・心理学者)、ロナルド・レーガン(第40代アメリカ合衆国大統領)、ドナルド・トランプ(実業家・第45代アメリカ合衆国大統領)、チェ・ゲバラ(革命家)、ダイアナ元妃ナオミ・キャンベル(スーパーモデル)、チャールズ・マンソン(カルトの教祖・犯罪者)

第3ハウス(or双子座)にキロンがある人

深い傷が「知性、対人関係、言語、才能」に現れます。
それは自分を理解してもらえない不安かもしれませんし、自己表現の不得意さかもしれません。兄弟の中で傷ついた経験や競争があった可能性があり、生活していく上で「知的な関係を築く事」「コミュニケーション」に問題やコンプレックスが出やすくなります。

自分の発言に誰も耳を傾けない、人の言葉や意見を信用できない(懐疑的)、他人の方が賢いと感じる(或いは自分の方が賢いのにと感じる)、才能への焦り、自己表現が苦手で誤解や汚名を着せられる…など。

★この第3ハウス(or双子座)は水星に対応しています
自分の考えや言葉を整理する事、伝達に脆弱性があり、人とのコミュニケーションに不安を感じる、ゴシップや噂話からあらぬ誤解が生まれてしまうといった、情報、学習、コミュニケーションに関連したコンプレックスが出てくる場合があります。

★第3ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
兄弟間での傷つく経験、友達とのコミュニケーションに関する傷が原因で、能力競争&情報競争に勝たなければといったコンプレックスを持ちやすくなるかもしれません。或いは子供の頃に何らかの「コミュニケーション」での失敗を経験し、自己表現や自分の意見を主張する事に苦手意識を持ってしまうかもしれません。

★双子座キロン(or第3ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
情報戦で勝ちたい、知性で評価されたいと言うコンプレックスを持ちやすく、嘘も方便(言葉の巧みさ)が逆効果になってしまうかもしれません。実は双子座の武器は知性。その知性の評価を下げるのが「嘘」なのです。ですから「正直さが大事」だと双子座の解説では常にお伝えしています。それは(双子座の話す)正直な意見や真実こそ、評価に繋がる近道だからです。自己表現やコミュニケーションに苦手意識を持ちやすく、その場を収める軽口や嘘が大ダメージになるので、「表現方法」を模索し、知識や情報収集力を武器に苦手を克服するのが課題です。

ウラジーミル・プーチン(ロシア政治指導者)、ショーン・ペンブラッド・ピットリアーナ(歌手・実業家)、テッド・バンディ(猟奇殺人者・シリアルキラー)

第4ハウス(or蟹座)にキロンがある人

深い傷が「家族や母親、感情面」に現れます
それは自分は愛されないという感情、或いは自分は誰からもサポートされないという経験かもしれません。特に家族、母親との間で苦痛を経験しやすく、家族や仲間に不安感が出たり、逆に執着したり。また「母親の役割」を強制させられやすく、他人のニーズばかり満たして自分を大切にできない、人が怖くて心を開けないという問題も出やすいかもしれません。

★この第4ハウス(or蟹座)は月に対応しています
感情に脆弱性があり、内面的な安定や安心感の欠如、ありのままの自分を出す事の不安、自分のニーズを主張できないといった傷が出てきます。家族に対して過剰に責任を感じたり、家族の問題に振り回されたり。またいじめや仲間はずれを経験すると殻に閉じこもりやすく、閉鎖的、自己防衛的になる傾向があります。

★第4ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
家庭の中で傷つく経験、共感されないといった「家族の問題」が心の傷の原因になりやすいでしょう。また家族や仲間に対しては、自己犠牲的になりやすく、自分は愛されない、自分は誰からも必要とされないと言った「情緒的な結びつき」の欠如、「不安や恐怖」「安心や安全」の問題を通し、自分の殻を破る事が成長のテーマです。

★蟹座キロン(or第4ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
家庭や母親との関係に傷を抱えやすく、家族や過去の出来事で心に傷を負ってしまっているかもしれません。自分の感情の取り扱いが上手にできず、感情を隠したり、感情的になりすぎるなど。自己防衛的な態度で自分を守ろうとする傾向があり、閉鎖的で、意固地になりやすい事が問題となるでしょう。特に自分は愛されない、理解してもらえない、共感されないというコンプレックスを通し、家族や家庭に対しての深い愛情を模索する事が課題。ただそれが手に入らないと感じるかもしれません。

余談

第4ハウス・キロンに、ラッパーのエミネムがいます。
彼のラップは怒り(火星)がテーマですが、怒りを抱え込むような彼の生い立ちを皆様ご存知でしょうか。

父親に捨てられ、母親からは虐待や冷たい扱いを受け、友達や仲間からは疎外される。愛情を得られない事、人間関係の疎外感を噛み締め、自殺未遂、薬物中毒を経て、ラッパーとして成功しました。

そんな彼のラップは、怒りだけではなく劣等感の表現も巧み。これは牡羊座キロンと第4ハウスキロンの融合の結果と言えるかもしれません。

悲惨な幼少時代を過ごし、家族(主に母親と妻)への愛憎、人生が上手くいかない事への怒り、対象者への攻撃的だけどユーモアのある罵倒は、彼だけの独特の世界です。

その内容は常に物議を醸したものの、それを受け止める表現の自由があるのが西洋です。超競争社会のショービス界で、ラッパーとして長く君臨し続け、多くの人を魅了し、高いセールスを記録してきたのは「家族の傷」「人生が上手くいかない事へのコンプレックス」を抱えた人の心を癒してくれたからなのかもしれません。

彼の人生は「THE・成り上がり」であり、貧困層から己の力だけで這い上がる姿は映画「8マイル」でも描かれ、主題歌である「Lose Yourself」は日本でも大ヒットしました。

誰もが1度は聴いた事がある楽曲は、日本人に足りないハングリー精神を教えてくれます。彼のラップにゼロから成り上がる勇気をもらった人も多いはず。エミネムはチャートでも天王星が非常に強く、社会で疎外感を経験しやすい人です。

彼は自分の母親・元妻と何度も法廷闘争を繰り広げ、2000年代までは私生活が大きくクローズアップされていました。しかし2010年代に入って母親と和解する動きを模索。そして私生活では最愛の一人娘を溺愛するなど、家族の傷を受容、癒しへと変化を見せたエミネム。

悲しい家族関係が彼をスターまで成り上がらせる怒りにし、また深く傷つける原因を作りました。第4ハウスのキロンは「人を非難するのを止める事」で、人生に変化が訪れます。エミネムの貧困時代のエピソードや家族の愛の物語は、下記の記事でより詳しく解説しています。ぜひ一緒にご覧ください。

【ただ聴くだけ】音楽で惑星の特徴を理解しよう【感性の占星術講座】

エミネム(ラッパー)、ブルーノ・マーズジャネット・ジャクソンネルソン・マンデラ(南アフリカ共和国の政治家、弁護士、反アパルトヘイト運動で有名)、ルドルフ・シュタイナー(神秘思想家、哲学者、教育者)

第5ハウス(or獅子座)にキロンがある人

深い傷が「リーダーシップと創造性、愛情表現、子供」に現れます。
それは自信のなさ故にリーダーシップが取れない事かもしれませんし、目立つ事or目立たない事が不安といった存在感の問題かもしれません。創造性と関連しており、楽しい恋愛や遊び、愛情表現の苦手意識に苦しむ可能性があります。また子供時代にリーダーシップに自信を失う経験や、本来の自分を認められなかった事で傷つく経験をするかもしれません。そのせいか人目を気にしすぎて、虚栄心に苦しむ事があるでしょう。

★この第5ハウス(or獅子座)は太陽に対応しています
プライドに脆弱性があり、自分を着飾りすぎたり、本当の自分が出せないことが問題になりやすいでしょう。またリーダーシップの問題が自己中心さや賞賛を求める姿勢になってしまったり、ルッキズム(醜形恐怖・整形依存)、といった見栄えに関する傷やコンプレックスが出てくる事があります。

★第5ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
愛する事、楽しむ事への苦手意識を抱く経験を幼少期にしたかもしれません。それらが原因となり、娯楽や楽しむ事へ苦手意識を持つ可能性があり、創造性や才能、恋愛に関して問題を抱えてしまいやすいでしょう。人を楽しませないといけないと言った不安から、素直な自己表現を難しくさせる可能性があります。遊びや娯楽に関する問題を乗り越え、素直な自己表現、娯楽を楽しむ事、充実した私生活を楽しめるようになる事が鍵。

★獅子座キロン(or第5ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
賞賛を得られない事、リーダーシップが取れない事、創造的な才能がない事で傷つく経験をするかもしれません。何かしら注目を集める必要性、賞賛の必要性を感じやすく、楽しい事をして人を喜ばせないといけないという出来事を通し、自分の創造性や存在をどう社会で認めてもらうかを模索していくでしょう。その中で自由な自己表現や遊び心を獲得していく事が課題となります。

スティーブ・ジョブズ(Appleの共同創業者の一人で同社のCEOを務めた)、ジュリアン・アサンジ(内部告発サイト「ウィキリークス」広報人、編集長)、キム・カーダシアン(ソーシャライト・実業家)、ジョン・レノンコートニー・ラブパリス・ヒルトンアーノルド・シュワルツェネッガーニコラ・サルコジ(第23代フランス大統領)

第6ハウス(or乙女座)にキロンがある人

深い傷が「労働と奉仕、健康」に現れます
子供時代にお前は役に立たないと言われたか、自分は役に立たない存在だと感じる経験をしたかもしれません。また健康問題を抱えやすく、健康上の問題からハンデを背負う生活を通し、「健康や報酬」に傷を抱えたかもしれません。奉仕ばかりを要求されるのに報酬はなにもない、或いはどれだけ奉仕しても報酬が少ないなど。満足のいく評価を求めるため、ワーカーホリックや健康を害してまで働いてしまうかもしれません。

★この第6ハウス(or乙女座)は水星に対応しています
自分を大事にする事に脆弱性があり、自己批判、誹謗中傷に関連した傷や困難が出てくるかもしれません。人へ奉仕ばかりして自分を蔑ろにする、逆にストイックすぎる生活がストレスになる、過労やワーカーホリックといった、健康や労働奉仕に問題が出やすいでしょう。

★第6ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
日常生活(部屋の掃除やルーティーン)に困難を抱えたり、人より学業に遅れたり、健康に問題やコンプレックスの原因があるでしょう。きちんとしなければ、という思いから過度の責任感や規律にがんじがらめになったり、自己改善や自己啓発に過度に熱中したり。また労働に対して、適正な賃金をもらう事が難しいと感じるかもしれません。

★乙女座キロン(or第6ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
秩序や規律、整理されたもの、分析力にコンプレックスが強く、仕事になかなか満足ができない(ワーカーホリック)、健康(病弱やアレルギーなど)に問題を抱える可能性があります。精度の高い分析力、仕事を追求する一方で、自分自身に対して過度の厳しさ、自己批判的な態度を改め、適正な賃金をもらう事が課題です。

ジェニファー・ロペスマイケル・ムーア(ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督)

第7ハウス(or天秤座)にキロンがある人

深い傷が「人間関係、容姿、結婚」に現れます
それはソウルメイトを探しても見つからない事かもしれませんし、平和や調和のために妥協ばかりを強いられた経験かもしれません。特に辛い別れ(親の離婚)、喧嘩の仲裁役、社交性、公正さ、容姿の問題を悩みやすく、人生では「パートナーシップ」に傷を抱えやすいでしょう。恋愛依存、結婚しないといけないという思い込みや、容姿の劣等感にも悩むかもしれません。

★この第7ハウス(or天秤座)は金星に対応しています
バランス感覚に脆弱性があり、平和や調和を優先して自分と他人のニーズを混同させやすい人です。自分らしさを失いやすく、パートナーシップの問題(結婚生活に後悔したり、不都合な関係を継続してしまったり)、共依存に関連した傷やコンプレックスが出てくる場合があります。

★第7ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
両親の不仲、不公平やえこひいきに傷つく経験、いじめや喧嘩、或いは容姿で傷つくような出来事が原因となり、人間関係や社交に苦手意識が出てしまうかもしれません。バランス感覚や公正さにこだわりすぎたり、対人関係では他人のニーズと自分のニーズの間で苦しんでしまうかもしれません。対人関係や社交を通して自分を成長させていく人で、対人関係を避けない事で成長していくでしょう。

★天秤座キロン(or第7ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
公正さやバランスを考えすぎて、パートナーシップに苦悩しやすく、自分のニーズを大事にする事が難しいかもしれません。また容姿の問題(人と比べられて自信をなくす経験)をしやすく、社交や人間関係にコンプレックスを抱えやすいでしょう。バランス感覚を重視しすぎて、優柔不断さや自信のなさが仇となり、断るべきところでNOが言えずに苦しむかもしれません。対人関係を通して自分に自信を持つ事が課題となり、自分のニーズを伝えつつ、相手の立場に立って物事を考えることが鍵。

ビル・ゲイツ(マイクロソフトの共同創業者・慈善家)、レオナルド・ディカプリオキアヌ・リーブスジェイ・Z(ラッパー・実業家・プロデューサー)、アリア​​ナ・グランデカート・コバーン(ニルヴァーナ)、ケイティ・ペリー

第8ハウス(or蠍座)にキロンがある人

深い傷が「性的な問題、劣等感、相続、家系や家族」に現れます
人には言えない秘密、家系の問題(人種問題、犯罪、差別、暴力、相続)、喪失体験(自殺、死別)、限界を超えるような苦痛(レイプ、DV、殺人、病気、性的虐待)、誰かの支配やコントロール下での生活など。非常に辛い経験をしやすく、特に女児に悲惨さが現れやすいと言われています。生活していく上で「生きる事」に深い傷があり、暗く憂鬱な気分、防衛的な姿勢、被害妄想に苦しめられるかもしれません。特に性的な問題への苦手意識、誰かと何かを分け合うこと(他人を信用すること)に苦悩するかもしれません。

★この第8ハウス(or蠍座)は冥王星に対応しています
他人を信用する事に脆弱性があり、監視や操作、嫉妬心、他人への恐怖心に苦悩するかもしれません。自殺念慮、服従と支配、暴力に関連した傷や困難が出てくる場合があり、支配するかorされるか、一人に執着するか一生ひとりかという傷を抱える可能性があります。

★第8ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
何かに縛られるような家庭環境(支配、監視、コントロール)、トラウマになるような体験(暴力、DV、虐待、性暴力)が原因となり、人間不信、男性不信、女性不信に関係になってしまうかもしれません。ただネガティブな状況から再生させるような変化、変容を経験する可能性があり、ソウルメイト的な存在によって激変を経験する可能性があります。

★蠍座キロン(or第8ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
誰かと何かを分かち合う事への苦手意識を持ちやすく、人を信じる事、SEXや性的なものにコンプレックスを抱えてしまうかもしれません。特に自分自身へ劣等感を感じやすく、生きる事そのものに苦痛を感じる場合があります。ただそれにより優れた洞察力を発揮し、何か1つ情熱を燃やせるものを見つけた場合、限界を超えるような挑戦を経て変容を経験するかもしれません。

第9ハウス(or射手座)にキロンがある人

深い傷が「倫理的信念、宗教観、理想、冒険心」に現れます
それは人生の答えが見つからない事かもしれませんし、何もかも理解しないといけない、質問には答えを用意しておかなければいけないといった不安かもしれません。両親から宗教の強要、思想や支持政党の強要、或いは教師から考えを否定されるといった経験をする可能性があり、「哲学的考え」に深い傷が出る事があります。またどうせ死ぬのに頑張って生きて何になるだろう?人間がいなくなれば全ての解決するのに、といった厭世観に苦しむ事もあるかもしれません。生きる意味や自分探しの答えが見つからない苦悩を持つ可能性もあります。

★この第9ハウス(or射手座)は木星に対応しています
精神性に脆弱性があり、人生の失望や絶望に関連した傷やコンプレックスを持つ場合があります。また変化や冒険への苦手意識、或いは渇望といった両極端の性質、世俗の否定、環境問題や人道問題を考え過ぎて人間嫌悪になったり。高尚な分野への傾倒が問題になるかもしれません。

★この第9ハウス(or射手座)は木星に対応しています
自由を制限されたり、自分の考えを否定される経験、或いは何らかの教育や学習(或いは教師)に問題の原因があるかもしれません。生きるとは?人生とは?といった「哲学的な考え」や「高等教育」へのコンプレックスを抱く可能性があり、哲学、高等教育、海外文化(旅行)を模索しながら、精神的な成長をしていく事になるでしょう。

★第9ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
自分の信念や哲学的な考えへの執着、或いは厭世観に囚われて生きる意味を見失ってしまう事があるかもしれません。或いは自由や冒険、哲学、高等教育への否定感から、高尚な分野への傾倒(宗教への妄信や否定)、世俗の拒否(フリーターや海外放浪)も起こりやすいでしょう。自分が理想とする世界に自分、世界、社会が遠い事へ失望しながら、精神的な成長、自分の哲学を獲得するのが課題です。

マーク・ザッカーバーグ(Facebookの共同創業者兼会長兼CEO)、マリリン・モンロージャスティンビーバージェシカ・アルバ(女優・実業家)、アドルフ・ヒトラー(ナチス指導者)、ジョー・バイデン(第46代アメリカ合衆国大統領)、アダム・レヴィーン(マルーン5)、ジャスティン・ティンバーレイクハイディ・クルム(スーパーモデル)

第10ハウス(or山羊座)にキロンがある人

深い傷が「責任、達成、社会性、父性」に現れます
厳格な家父長制度の下で育った可能性があり、長男長女として幼少期から我慢を強いられる生活、或いは努力の割に正当な評価が得られない経験をしやすいかもしれません。与えらえた責任が重すぎる、我慢に我慢を重ねて甘えられない、特に両親や権威者からの冷たい扱いor必要な保護を得られない事が深い傷になり、目標を達成する事、責任や義務の重さに疲弊するかもしれません。

★この第10ハウス(or山羊座)は土星に対応しています
秩序と責任に脆弱性があり、真面目さ、地位、伝統的な役割に関連した傷やコンプレックスが出てくる場合があります。プライベートを犠牲にして働く事、両親や上司の期待に応える事、失望させない事ばかり考え、責任の重さに耐えられなくなったり、逆に責任あるポジションに就きたがらなかったり…。仕事が長続きしない、権威を信用しない、自分を過小評価するといった問題も出てきやすいでしょう。

★第10ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
自分自身の努力に対して、親や周囲が過小評価をしたり、長男長女として年齢以上の責任を負わされたことが心の傷になっており、成功する事や達成する事、キャリアや社会的地位を手に入れる事にこだわるかもしれません。成功によってでしか失った自信を取り戻せないと思う傾向があります。

★山羊座キロン(or第10ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
義務と責任を果たす事と、自己評価の低さに苦しむかもしれません。自分に厳しく、粘り強い努力で成長する事にこだわる一方、人にもそれを押し付け問題となりやすいでしょう。自分自身を過小評価したり、他人からの過小評価に苦悩することを通し、キャリアや社会的地位を築き上げることが課題です。

第11ハウス(or水瓶座)にキロンがある人

それは個性を否定される経験かもしれませんし、部外者のような扱いをされた経験かもしれません。孤立、孤独、排除、血の繋がらない家族、親密な人からの裏切りを通し、親密さや深入りに苦手意識が出る可能性があります。集団に馴染めなかったり、個性が出せないといったコンプレックスを持ちやすくなるでしょう。またいつも自分ばかりが仲間はずれにされているような孤独感を感じやすいかもしれません。

★この第11ハウス(or水瓶座)は天王星に対応しています
集団意識に脆弱性があり、上下関係や規則に従う事に躓く経験をするかもしれません。自由や個性が認められない事が耐えずらく、深入りを拒否したり、反抗心、ドロップアウトに関連した傷を持ちやすくなります。

★第11ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
人間関係や友情、規則に従う事、自由や個性で傷つく経験が原因で、集団に馴染む事へ苦手意識が出てしまうかもしれません。或いは自分の個性は隠した方がいいのではないか?という自己表現への苦手意識、反抗心を抱く可能性があります。またLGBTQ+の問題を抱える可能性があり、自分の性自認や性的な対象に違和感を持つかもしれません。そうした難しい問題解決に取り組む事で、新しい友情や共同体を作っていく可能性があります。

★水瓶座キロン(or第11ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
常識への反抗心、過激さ、自由への渇望、集団生活から外れて生きる事への執着心を持つかもしれません。決まった人間関係への苦手意識、集団に馴染めない、友情が築けないなどの問題を通し、新たな共同体を模索していく事になるかもしれません。ただ社会のルールや伝統が自分の生き方を否定していると感じたり、自由に生きられないというコンプレックスが、友情やグループ作りを難しくさせるかもしれません。またLGBTQ+の問題を抱える可能性があり、ルール、他者との協力や共同作業に対する苦手意識が課題です。

第12ハウス(or魚座)にキロンがある人

深い傷が「自己犠牲、神秘、想像力」に現れます
それは神や救世主を信じては裏切られ続ける事かもしれませんし、親に捨てられると言った衝撃的な出来事かもしれません。何かの犠牲者になる経験、見捨てられる経験、利用と搾取に遭遇しやすく、生活していく上で「慰め、自信のなさ、自己欺瞞」が問題となります。いつも誰かと群れていないと不安、慰めをファンタジーに求める、酒やドラッグに現実逃避する、問題の先送りなど。優しさや同情心のない社会に心が疲弊するかもしれません。

★この第12ハウス(or魚座)は海王星に対応しています
現実認識力に脆弱性があり、騙されやすい事(詐欺、儲け話、陰謀論などの怪しい情報)に問題が出てきます。また精神的な病、依存症や中毒、空想や妄想に関連した傷や困難(アイドルやアニメキャラとの恋愛妄想、アイドルやキャバ嬢、ホストに貢ぐなど)を通し、厳しい現実に立ち向かえない、競争や能力主義に耐えられないといった事の克服がテーマ。問題を人のせいにする、感傷的になりすぎる事が問題となるでしょう。

★第12ハウス・キロンの傷(幼少期に原因がある)
両親が依存症や中毒の問題を抱えていたり、片親や問題のある環境で育ち、何らかの自己犠牲を強いられたかもしれません。それらが原因で感傷的になりすぎたり、メランコリックであったり、自分は犠牲になっている、という感情を持つかもしれません。それにより心を閉ざしてしまったり、精神的な病を経験するかもしれませんが、それを通して素晴らしい芸術を生み出す能力を獲得する可能性があり、自分の心の傷をどう癒していくかがテーマ。

★魚座キロン(or第12ハウス)の傷(幼少期・成長して行く中での課題)
西洋人と東洋人では、魚座はもっとも解釈が異なるサインだと思っています。日本人の場合、過度の依存、競争や能力主義にアレルギーやコンプレックスを持つ場合があり、幼さが問題となります(自己愛、境界線が持てない、能力の高い人の足を全員が引っ張るなど)、またお酒や依存にも注意が必要。また精神疾患、心を閉ざすといったことも。ただそれらの経験を通し、芸術や音楽などの創造的な分野で才能を発揮することもあります。また弱い存在への思いやりがあり、愚痴や弱音など他人の感情を受け止めることが得意でしょう。ただその前に自分の自我の脆さ、幼稚性へどう向き合うかが課題です。

レディー・ガガマイケル・ジャクソン(シンガー・鎮痛剤や睡眠薬依存に悩んだ末、急性プロポフォール中毒により死去)、マーティン・ルーサー・キング(アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者で穏健派だった人物)、エイミー・ワインハウス(シンガーソングライター・酒とドラッグ中毒の末、アルコール中毒で死去)、ヒラリー・クリントン(第42代アメリカ合衆国ファーストレディ・第67代アメリカ合衆国国務長官)

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