【日本と韓国のエンタメ】明暗を分けたのは冥王星射手座時代【多様性&LGBT法とは】

こんにちは小室凛紗(@leo_quore)です。冥王星射手座(1995年〜2008年)に世界で何が起こり、日本のエンタメは何故苦戦しているのか(占星術的な)考察記事です。

冥王星射手座時代に「多様性」が始まった

冥王星とは破壊とか再生、破滅、仕組み、巨大な組織(黒幕的な)、深層心理、受け継がれて行くものなど。そのサインの分野を学ばないと破滅するとも言えるし、再生のヒントになるとも言える。またそのサインの分野に破壊が起きるとも捉えることができます。

1995年〜2008年までが冥王星射手座です。
この時代、皆さんはどんな風に過ごされていましたか?

筆者はこの時代、洋楽にハマりました。
住んでいた場所が東京MXとTVKと埼玉TVが入る、奇跡の場所だったんですよ。中でもTVKは洋楽を、TV埼玉はヴィジュアル系や演歌を流していました。そしてその3つの音楽ジャンルにハマったのが、子供だった筆者なのです(そしてその後、東京MXでアメリカのプロレスにハマりました)

そしてケーブルTVに加入。そう、憧れの「MTV」が見たかったからです。その頃はケーブルTVが勢いを出し始め、LIVE会場やアーティストとコラボする形でキャンペーンを展開していたんです。確かWOWOWも当時売れていたV系とコラボ企画をしていたと記憶しています。筆者は海外が好きだったので、音楽からバラエティ、教養番組まで海外の番組を観て育ちました。

ですから考え方、話し方、文章も、実は海外のTV番組の影響を強く受けています。実は日本のTV番組や芸能人って本当に知らないんですよ。どうしても比べると差は歴然。海外の方が知的で刺激的だし、音楽も技術が高い…。どうしても「日本の問題」に目がいく…そう、今の筆者の原点はこの時代にあるんです。今や多くの日本人も、Netflixを見ているでしょう?それと一緒。時期が少し早かったから、より多くの事をエンタメから勉強できたんです。

実はこの冥王星射手座時代に、海外文化に触れていたかが「冥王星山羊座時代の勝敗」のキーになっているんです。見ていたら日本のアイドルに疑問を持つはずです。海外の方の価値観や倫理観を知れば、「この流れは普通にマズイ…」と思うはず。だって世界はどんどん変化していたから。実は昨今の「多様性」も、この時代の動きがキーになっています。多様性を理解できない、ついていけない日本人が多いのは、世界を知らないからなんです。

実際、日本が加速度的に落ちぶれていったのも、冥王星山羊座(2008年〜2023年)になってから。これは冥王星射手座時代に、海外文化に触れてこなかったからだと思っています。

この時期、世界はグローバル化が加速。世界中で同時に「1つの話題(やゴシップ)」で繋がるようになっていました。世界中がパリスヒルトンに振り回され、ブリトニーを心配し、「ゴシップガール」の展開を見守った時代です。


↑筆者もハマった「ゴシップガール」これが高校生だもんなぁ。1stシーズンのラストは衝撃的でしたよね。さすがに「それはやばいだろ…」と。

この時代が始まってすぐ、白人音楽のロックと黒人音楽のラップが融合したラップメタルが流行り、白人のラッパーであるエミネムの出現、女性ラッパーのリルキムの商業的な成功、ミッシーエリオットの大活躍がありました。これらはすべて冥王星射手座の時期なんです。男性社会のヒップホップにリルキムやミッシーが現れたから、ニッキーミナージュへと続き、ジェンダーレスなジャンルになったんです(ニッキーはその後リルキムと揉めましたが)。


↑夏になると聴きたくなるニッキーミナージュの「スターシップ」

ニッキーミナージュとは、実はインド系(インド系とアフリカ系のハーフ)。そう、アジアの血が半分入っているんです。だからこういう「おもちゃっぽい雰囲気」で売り出された。これは海王星(アジア)の感性で、西洋人が求めるアジアなんですよ。

ただニッキー自身は、こういう服装が嫌で嫌でたまらないと言っていましたね。本当の自分とは違う、と。エンタメは幻想ですが、西洋は嘘が嫌いで正直なんですよ笑。嘘は嘘だとはっきり言わないとNG、世界はそう言う場所なんです。だからWWEもブックありきだと認めた上でやっていますよね?新日本プロレスは言及していませんが。

日本人は嘘をつく事にハードルが低いようですが、明確にしないと大騒ぎされた上に裁判沙汰になります。もし国際レベルの裁判沙汰になったら、損害賠償額は億単位になる事も…。また人生そのものも嘘をつく事で不幸になります。仕組みは下記の記事で解説しています。

【土星魚座期】AIに勝つ為に人間は何を学ぶべきか?【アライ(Ally)とは】

そしてこの冥王星射手座時代、アジア文化を世界に流行らせたのが、あのグウェンステファニーです。「HARAJUKU」「KAWAII」を世界共通言語にした事でも有名ですよね。


↑超おしゃれなMV。日本人なら全員好きでは?

こんな「日本大好き!」って長年ラブコールを送ってくれるスターがいるのに、評価しなかったのは日本人なんですよ…。グウェンはノーダウトの頃からずっと一貫して「日本が大好き!」「日本の女の子はおしゃれ!」と言っていました。ソロになってそれをより強調したのが、この曲です。ガチもんのグエンを大事にできない日本って、もったいない事をしてきたと思いますよ…。

グローバル化、国による価値観の違い、人種の融合が図られ、多様性のベースが出来てきた頃、グウェンの影響で世界が日本の文化に興味を持ちました。そこにたまたまフィットしたのがV系だったんです。まさに西洋人が求めるアジア。ちょうどV系が日本国内で締め出され、裸一貫で海外を目指して戦っていた頃でした。まさに平成のサムライ笑。ビール瓶を投げつけられる事もあるフェスやLIVEをこなしながら知名度を上げ、一定の評価や人気を集めました。彼らの努力を評価しなかったのは、実は日本人なんです。


↑日本でも人気ですが、西洋でも知名度と人気が高いバンドにDIR EN GREYがいます。ただMVは想像以上にグロいので閲覧注意。海外にメタルで挑むなら冥王星の領域しかないんですよ(ドイツからはRammsteinが世界に進出しましたが、冥王星系ですよね?)日本の女性はこういうロックは嫌いかもしれませんが、西洋は暴力性が高いものの方が男ウケします。向こうでは「ファンタジーは子供のもの」という認識なんです。

とにかく刺激的で「多様性」を違和感なく感じる事ができた時代が、冥王星射手座時代だったんです。「自由や開放感」、「人種や性別の壁さえ芸術が超えて行く」、奇跡を沢山見ることができました。仲良くやっていくとは「違うもの同士、お互い理解する力が必要」そう、芸術を通して理解した時代だったんです。トランスサタニアンに水瓶座があるZ世代は、自分たちが今度は「リアルの世界」でそれを作り上げていける人々なんです。

また昨今Z世代にリバイバルブームになっているのがロシアの女性デュオ、t.A.T.u.です。ロシアから初めて世界的なポップスターが誕生しました。また女性同士の恋愛を取り上げ、レズビアンが社会的にタブー視されなくなりました。その数年後にケイティペリーが出現し、女性同士のキスをテーマにした「キス・ア・ガール」がヒット。スターへと駆け上がる事になります。今に続く多様性のムーブメントが、エンタメで起きていた時代だったんです。


↑今見ても超可愛い!t.A.T.u.の有名なヒットソングです。

この時代、日本のLGBTQ+ってどうだったのか?実は我々マイノリティの居場所の1つになっていたのが、ヴィジュアル系だったんです。男性が女性の格好をしていたり、化粧をしている。それが普通という環境。それを誰も否定しない。また怒りを解放する場所にもなっており、複雑な生い立ちの自分は色々助けられました。中でも思い出深いのがMALICE MIZERとDIR EN GREYとPsycho le Cemuです。他にも色々聴きましたが…サイコさんは以前、海王星の音楽でちょっと取り上げました。THE海王星の世界ですよ。

【ただ聴くだけ】音楽で惑星の特徴を理解しよう【感性の占星術講座】

特にサイコさんはファン同士も仲が良く、フレンドリーで。やはり海王星が強いバンドで、V系でも異端だったんですよね。またファンには性的マイノリティが多く、それがごく普通に受け入れられる土壌がありました。優しい世界が彼らにはあるんですよ。自分に自由とか友情を教えてくれたので思い出深いですね。また天王星に魚座が来た辺りから、LGBTQ+を外で表現する若者も増えていきました。


↑MVだと「プリズム」が面白いですよ、コントっぽくて。歌詞なら「Justice」かなぁ。面白いセンスです。姫路っていい場所なんだろうな〜。関西には世界に通用する「木星」や「天王星」の感性があり、個性を大事に育む土壌があると感じます。DIR EN GREYも関西出身ですし。サイコさんも海外に出ていき、「ニューズウィーク日本版」の特集「世界が尊敬する日本人100」にも選出されています。

この時期、世界に売り出せる日本文化は山ほどありました。V系、原宿系(さらに細分化されており、サイバー、ゴシックロリータ、古着系と色々あります)、渋谷のギャル文化…Z世代を中心にリバイバルブームになっているのはこの辺の文化でしょう?この時代、世界最先端だったんです。ただ残念ながら、自ら潰してしまったように感じます。筆者が日本がおかしな方向に向かっているのでは?と感じるようになったのはこの頃です。こんなに世界で評価されている日本の文化を、国内で評価できる人がいない…そういう違和感です。

実はこの時期、「女性の人生観」にも激変が起きていました。その象徴的なアーティストがビヨンセです。今の日本人女性が迷走しているのは、ビヨンセの活動を知らないからなのかな?と感じているんです。もう世界では女性の人生にも、モテにも明確な答えが出ているのに…。

そこでここからは、冥王星射手座時代の女性の戦い&男女平等の動きとはなんだったのか、何故K-popが西洋人の心を掴み、日本の若者が韓国に憧れるまでになったのかの説明と、多様性に関する問題、日本政府のLGBT法案に関する考察を占星術からしていきますね。

韓国の「多様性と男女平等への理解力」

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