【占いは疑似科学】サイコップ(CSI)と占星術の死闘とは【霊感商法問題】

2022年はカルト2世である、山上徹也(安倍晋三暗殺事件の犯人)が大きくクローズアップされましたね。今後魚座の領域の問題が予想されますが、その導火線や時代のパラダイムシフト的な事件だったのではないかと見ています。

筆者がオカルトや霊能をブログで気をつけるように(見えない人は100%騙される事しかない。科学的根拠はないですよ)と、必ず付け加える様になったのも、この事件以降です。

では何故、日本では霊感商法はNGなのか。ここを日米の土壌の違いから考察していこうと思います。

オカルト警察「サイコップ」が生まれた土壌とは

なぜ日本では霊能に近づいたらいけないのか?
その答えは単純で、騙されやすい国民性だからです。日本人は西洋人に比べてリテラシーが低く、根拠のない話が好きで、根拠のあるデータにはヒステリーを起こす。元々騙されやすく、海外からも「平和ボケ(海王星)」と言われ、一般的な日本人評としても騙されやすい事は広く認知されています。

ただ西洋(天王星)は割とオカルトにオープンに見える、そう思い込んで(海王星)いませんか?いえ、そうではありません。西洋はもっと過激。

実は西洋では霊能を取り締まる警察(冥王星)、サイコップ(現・CSI)という、オカルト界のFBIがいるのです!!!
>>CSI (公式Website)

「えーーーー!!!そんなのがいるの!?」

そう、いるんです。西洋とは何でも懐疑的(冥王星)で、嘘(海王星)だと感じるものには大騒ぎ(天王星)する。紀元前、プラトンが「国家」を書いている頃から嘘が大嫌い。それが西洋人(天王星)なのです。

真実(冥王星)こそが、ジャスティス(正義=木星系社会)。

だから、事実だと証明するために躍起になる。それがオカルト調査班とか、ああいう人達のノリなのです。全員が肯定的なわけではなく、批判も多いですよ。

昨今ならオジーの息子のジャック・オズボーンによる心霊番組「ポータルズ・トゥ・ヘル(英語)」もレビューは散々書かれています。
>>Portals to Hell(レビューの結果は賛否が分かれる)

ただ「ポータルズ・トゥ・ヘル」も男性の方が否定的ですよね?
西洋の男性も霊能とかスピって嫌いなんですよ。だから洋書も男性が書いているものって凄い海王星をボコボコにしてて(そこまで言わなくてもいいだろう…)と思う事もありますね(女性でもリズ・グリーンさんの書籍をキツイと捉える日本人はいるかもしれませんね。無能な子育てとか)

逆に、与えられた作り話を何でも鵜呑み(海王星)にして信じる、それが我々日本人(海王星)の危険なところ。ふわふわしていて夢見がち。性悪説の西洋と、性善説の東洋の違いからも、価値観の違いがわかるかと思います。

また西洋人は天王星系でイライラしており、神経過敏な面があり、大騒ぎしやすい。そもそも自分の正義を大騒ぎして主張しないと、マイケルジャクソンのような事態になってしまう国でもあるのです。騒がない事を良しとする日本とは別物で、騒がない事は悪なのです。

こういうお国柄の違いがあるんですね。ではなぜこのCSIは結成される事になったのかというと、「無知から人々を守る義務」があると考えたからのようです。西洋人は知性に誇りを持っているので、無知が我々インテリ社会を破壊していると捉えたのではないでしょうか。

実はその最初のターゲットとなったのが、占星術だったんです。
そう、もう西洋の占星術界とは、サイコップと死闘しており、生き残った猛者だけが占星術師と名乗っているのです。だから皆さん真剣だし、スキルが高い。

ここの詳しい歴史は、西洋人ではないのでわかりませんが、アラン・レオやルドルフ・シュタイナーが嫌われているのは、そのせいではないでしょうか。要するに占星術の世界では、オカルトや霊能系と我々は別物ですよ、という事を強く主張したいムードがあるのかな?と。

また洋書を読むと、海王星が嫌われているなという印象があります。ただ、これは紀元前プラトンの「国家」の頃から海王星の特徴は嫌われており、原因は嘘や真似(模写やトレパク)で、信用できないという事がベースのように感じますね。また西洋は曖昧を恐れる面があります(だから口元に目がいく=聞き間違いを恐れる)

このように、現代の西洋では何でも「科学的根拠を示せ!!!」と大騒ぎになります。
これに関して帰国子女の知り合いは嫌気が差しており、日本は騒ぎ立てないから良いと言っていました。ただこれはCSIだけの事ではなく、もっと大きな支配者層というのがいるため。日本はもっと下に位置しています(ほとんど何もわかっていない)

ただ歴史上、オカルトと占星術は密接な関係にいます。異端審問的な事ばかりではなく。表面的な歴史ではあまり語られない部分にも絡むというか…(例えば有名なところではヒトラーにもお抱えの占星術師がいました。ただ彼の場合、黒魔術師とか他も色々やばいですが)

また金融を支配する人々がいますね。彼らも占星術を戦略に利用しているのでは?と感じてしまう事があります(不自然に問題を引き伸ばしているのでは?と感じる流れ、決定するタイミングだけは何故か一致する)ここを考察するにあたり、筆者は金融を勉強しています。

また筆者は「占星術は現実とリンクします(現実の方が大事)」と言っていますね。運命論者は占星術に使われている(操り人形)であり、現実をよく見れば「戦略」的な使用を西洋はしていると感じる事があるのです。道具とか呪術的な(あくまで人間側がツールとして戦略利用している)ですから現実の動きの方をよくみる必要があるな、と。

ですから、当ブログでは自分で考えて生きる事(占星術は知恵的な利用・占いにコントロールされない人)を目指しましょうと発信しています(人間側が主体性を持つ)。ここの意図をご理解いただけると幸いです。

サイコップvs占星術界「占いは疑似科学」

サイコップ(現・CSI)の発足は、1976年4月30日、超常現象への関心が米国内で高まっている事を懸念して結成されました。要するに、今の日本と同じですね。

やはり海王星は嘘つきで、適当な事を言って金儲けをする。これに太古の昔から激怒しているのが、天王星。そう、現代なら科学者です。その最初のターゲットが、実は占星術でした。

発足前年の1975年「Objections to Astrology(占星術への異議申し立て)」という声明を発表し、これに賛同したノーベル賞受賞者(19人)を含む、186人の科学者達によって発足が支持され、中でも懐疑的な研究者を集め、超常現象の科学的な調査組織を設立したのです。

この中には天文学者のカール・セーガンもいました。要するに天文学者からすると、占星術師はペテン師。西洋の世界では、占星術は「疑似科学」です。

こういう「似て非なるもの」に対して、自分の「正義」を主張するのが西洋で、喧嘩は普通なんです。マジシャンと超能力者もバトルしていました。

また西洋は基本が「懐疑的(冥王星)」であり、懐疑的な人がオカルトを研究するといった面白い姿勢があります。それがUFO懐疑派のUFO研究者、フィリップ・J・クラスでしょう。

このように西洋の面白いところは、懐疑的な人が対象をきちんと調べて調査するところ。やはりベースが天王星で、知的好奇心があるのでしょう。書籍に書いてある事はなんでも信じて確かめない日本人とは、ちょっと違うところがあるのです。

このような西洋と日本の土壌の違いを理解していただけたでしょうか。西洋では科学で全て否定されてしまうので、霊感商法とか能力の低い占星術師は存在する事ができないんです(CSIは占星術師本人もターゲットにしています)

だからこそ、肩書きとして心理学博士号持ちとか、占星術単体では認められにくい土壌があります。しかし相談する側は安心だし、書籍のクオリティも高いので読むと勉強になりますよね。また洋書は「出典」がきちんとあり、出典のないものはガセとして、相手にされない土壌もあります。

このように、西洋の世界では知識に対する基本姿勢が厳しく(初期値が高い)、しかも非科学的なものは支持されにくい土壌があります。ですからいい加減で適当な木星系社会でも上手くいく。ただ問題は次々出てくるので、CSIのネタは尽きない、という訳です。

しかし日本では3ヶ月でプロ!とか、技術を軽視する傾向があります。資格ビジネスや協会ビジネスも盛んで、誰が信頼できる先生か分かりにくい。最悪、マルチ商法に引っかかる事も…。

勝手に協会を作る→そこ専用の教科書を売りつける→資格取得費用と言って数万円くらい要求する→資格取得者を講師として活躍させる→こうなれる!と宣伝し会員を集める→講師の講座を受けさせる→生徒に勧誘活動をさせる→永遠ループ。
>>気をつけて!それってマルチ商法かも!(京都府)

勉強したい場合、有名な先生の書籍か洋書の翻訳を自分で読み、最低限の見極めるスキルを獲得した後、きちんとしたスクールを探す方が無難ではないかと当ブログでは発信しています。ネットは危険が多いので気をつけましょう。

ただオカルトと西洋占星術は元々繋がりがあったのは事実。ただこの距離が急速に離れ出したのは、やはり90年代。時代のムードが夢(海王星)からリアル(天王星)に移り、人々は夢を信じる事が難しくなりました。インターネットの普及も後押しし、ググってすぐ答えが確認できる時代に変わったのも大きいでしょう。

また92年前後に変化が集中しています。エンタメ界ではNirvanaの「ネバーマインド」で夢よりリアリティが重視されるようになり(若者が夢を見るとかダセェというノリに変わった)、占星術的には、天王星×海王星0度が起こり、大きな革命的なムードが起きた時期と一致します。

【天王星と海王星のアスペクト】混沌とトレンドを生み出す、流行の仕掛け人は?【ネイタル】

90年代とは、そういう何らかの意識の転換点だったのでしょう(キロン×天王星180度で理論的思考が欠如した時代が終わり、天王星×海王星0度の大きな激変)また91年末のユリ・ゲラーとCSIとの裁判沙汰(〜94年、ユリ・ゲラーが敗訴)も原因になりました。オカルト界ではその後、自称・超能力者が出てこなくなったのは、そのせいです。

このCSIの勢いは、時代に後押しされたところもあります。社会全体が「夢」から「現実」という視点に変化し、ユリ・ゲラーの一件も「やっぱりね」という感じで急速に冷めていったのかなと。占星術界もそうしたキラキラしたものと距離を起き出した気がします。

またCSIは占星術の「統計学」も科学的に否定していたりするんですよね。でも考えてみればサイデリアルかトロピカルかでも違うし、ハウスシステムで全然変わる(例えば生まれた国や場所によってハウスシステムを変える人もいる)占星術師の中でも揉めており、「一貫した1つの答えがない」ですから、筆者も「疑似科学」でしかないと思っています。

占星術は疑似科学だからこそ、「(占星術師)本人の積み上げたデータや研究」が意味を持ちます。自分の考え、どのシステム、どの解釈が正しいのかの意見が必要。そういうのを主張したいムード(?)があるのか、西洋のネットは個性を大事にしたものが多いですね。ですから、何も知らないまま西洋のネットをトレパクすると意味不明になる事もあります。

このように、科学者からしたら「疑似科学と一緒にされたくない!」とバトルになる。やはりそれは当然だと思います。筆者も別物だと思っています。科学で分からない部分を補完する目的が占星術で、「ホロスコープでずばり当てる」は100%嘘つきです。人の性格もそう。生い立ち、環境、性別、宗教によって違います。だから丁寧に話を聞く必要があるのです。

また西洋は仲間内でも仲良しこよしという空気は存在せず、バトルを展開する場合もあります。エンタメの世界もしょっちゅう喧嘩しており、身内のトラブルに巻き込まれて亡くなるケースすらあるのです。
>>インスタライブ中に殺害の米ラッパー、ニプシー・ハッスルの壁画の落書きが原因か
>>マシン・ガン・ケリー、ステージでスリップノットに喧嘩を売る

筆者の「霊能って見えない人は100%騙されるしか結論はないですよね?」という主張は、西洋ではごく普通。こういう疑問に対し、きちんと説明できるようにしていないといけないんです。これは占星術でも、ビジネスでも、なんでもそうで、だから西洋はディベートスキルを教育で重視しています。

またこのCSIは占星術を皮切りに、UMA(ツチノコみたいな奴)、UFOの目撃情報、超能力者(ユリ・ゲラーとは長期の裁判沙汰)や霊能力者(霊視、あの世、チャネリングなど)、代替医療(気功とか)、カルト宗教、超常現象(心霊とか)または疑似科学の主張に関して調査をしています。またTVなどのメディアの捏造にも抗議していますね。全部メス(冥王星)が入るのです。西洋のノリをちょっと理解して頂けたでしょうか。

このCSIは機関紙も出ており、他にも色々なオカルトの検証をしていますよ。気になる方は読んでみてはいかがでしょうか(英語です)
>>CSI機関紙アプリ「Skeptical Inquirer Magazine」

現在のCSIの正式な声明文は下記

Committee for Skeptical Inquiryは、科学と科学的探求、批判的思考、科学教育、および重要な問題を検討する際の理性の使用を促進します。論争の的となる主張や異常な主張を、責任ある科学的見地から批判的に調査し、その結果について事実に基づいた情報を科学界、メディア、一般大衆に広めることを奨励しています。

日本の懐疑派・第一人者、大槻教授とは?

西洋が大騒ぎされた上に、知性でフルボッコになる無情な社会だと理解できたところで、日本はどうなの?日本は無法地帯なの?いえいえ、そうではありません。ただ日本人の問題点は、最初からオカルトや霊能(或いは占い師)を相手にしないところ(良くも悪くも)

土星系社会ですから、日本のまともな大人は「馬鹿馬鹿しいから相手にもしたくない」という態度の人が多いんですよ。大人の男性は占いも嫌いですし、科学者も「関わりたくもない」という態度だから、日本は野放し(無法地帯)となってしまったんです。

しかしそんな日本で唯一、オカルトと真っ向勝負を展開し、TVで人気者になった人がいます。そう、「心霊現象はプラズマだ!」で一世風靡をした、大槻教授です。

彼とUFO研究家の韮澤さんとのプロレス(誰がどう見てもわかる茶番劇)は、40代以上なら誰でもご存じでしょう。


韮澤編集長vs大槻教授「伝説の嵐の大げんか」

「正確じゃないものを、デタラメって言うんだろう!」て。確かに…ただ悔しいけど韮澤さんの荒唐無稽の作り話がまたウケるんですよ…支離滅裂で。面白すぎてこのYouTube10回以上も観ちゃいました。完璧なコントですが、昭和世代はこういうプロレス(誰がどう見てもわかる茶番劇)をよく見ていたんですよ。

子供の頃、大槻教授がいてくれて安心しましたね。こういうまともな大人がいると安心して韮澤さんが見れます。「UFOだ、宇宙外生命だ、あなた何でわかるの?」こう、素朴な疑問というかね。普通すぎて逆に面白い。

韮澤さん、魚座が個人天体にあるな、と思って調べたら、金星が魚座。空想(魚座)がお金になる(金星)、かつ月蠍座で、大衆にはオカルトがウケ、ビジネス(太陽山羊座)になる(ちゃんと損得の計算もできる)

昔のTVはプロレスがうまいですよね。100%UFOや宇宙人を否定せず、まともな大人が呆れ返るような態度の演出。子供に「信じちゃだめだよ」て無言のメッセージを送っているんですよ。昔の大人って賢かったなと。真面目に信じている大人なんて昔はいませんでした。特にUFOや宇宙人は男性向けで、本気にする人は少なかったのでしょう。

ただこういうTVを信じてしまう層が出てきた。それが問題になったのは、2000年代になってから。スピリチュアルという謎の横文字とともに主婦に大流行。TVには批判が集まり、BPO的に問題になったので、TVから退場となったのです。

筆者はスピリチュアルを否定するつもりはありません。むしろスピリチュアル的な生き方を実践している方ですし、オカルトに関しても好意的です。ただ現実でわからない問題を全てスピリチュアルやオカルトで解釈するなど、現実に着地していない人が多い印象です。

これは日本でも90年代末頃に問題になった事です。電車で新聞を読まず漫画を読む大人がいる、と(現実よりファンタジーに陶酔している大人の激増)これらは今では普通ですが、当時若いサラリーマン〜30代辺りからの変化です。占星術的に言えばキロン魚座かなと思って考察しています→note(キロン別の時代や世代の考察)

新聞を読む層が激減したのと、こうした問題はリンクするのかなと。世の中の流れを理解できなくなると、人はふわふわしてしまうように感じます。

またオカルトブーム終焉とは、オウム真理教の地下鉄サリン事件がきっかけですが、TVから霊能者が消えたのは、大槻教授が宜保愛子さんを論破したからです。これで宜保さんは失踪。そのままオカルトブームも完全に終わってしまったのです。影の刺客が、大槻教授だったのです。

-大槻教授が語る、オカルトブーム終焉の理由-

オカルトには、火の玉・UFOなどの『自然現象的オカルト』、超能力などの『人的オカルト』、心霊現象などの『霊的オカルト』の3種類があります。オウム事件は宗教による事件ということで心霊現象に近いため、当時のテレビ局には『心霊現象の特集がオウム事件を誘発した』との批判が多数寄せられました。実際、その通りだと思います。テレビ局側は相当反省したようで、これ以降、『霊的オカルト』についての番組は激減しました

引用元URL:大槻義彦教授が振り返る「オカルトの平成史」

そう、その通りです。実はオウム真理教の教祖、麻原彰晃自体もTVによく出ていたんです。それを見た若者が大勢入信した。麻原の良い人ズラしたペテンに騙されたのです(その時の映像はYouTubeにあります)やはりこれも90年代に若者だった人々がメイン層でした。

日本人の問題点は、こうした演出とか雰囲気に流されやすい事。優しい態度、キラキラした演出にすぐ騙され、TVがファンタジーだと理解していない(台本ありき、利益ありきのショービズ)。またTVやSNSは一方通行で、思考が停止になりやすい。そういう状態が長いと、理論的思考力が乏しくなります。特にオカルトブーム時代のUFO、霊能者、心霊写真、超能力、これらは捏造だとバレています。ネットでググって自分で調べてみてください。

肯定派中沢さんvs懐疑派皆神さんの優しい世界

なるほど〜そういう戦士が過去のJAPANにいたのか…でも今は?霊能無法地帯と化した日本にCSIみたいな集団はいないの?

いえいえ、いるんです。「ASIOS」という、オカルト懐疑派集団が日本にも!
>>ASIOS(公式サイト)

このASIOSとは、オカルト懐疑派が集まって超常現象とかを科学的に調査している組織です。ただ日本の優しいところは、西洋と違い100%否定しないところ(曖昧さ=海王星)この姿勢は、現在の筆者も一緒です(ただ前述の通り、白黒つける西洋は全く違いますので、ご注意を)

そんな穏健主義のASIOSメンバーで、TVやメディアでも活躍されているのが、朝日新聞記者の皆神龍太郎さん(ASIOS会員・懐疑的組織JAPAN代表)です。

新聞記者として真面目に超常現象を追いかけ、30年以上も検証している方です。2012年人類滅亡説(マヤ暦)も根拠はないですよと新聞で記事にしたり、もっとオカルトに冷静に対応しましょうと呼びかけています。

これまでの日本のTVの超常現象なども、全部捏造だったと暴露しており、色々真面目に検証されています。こういう視点は若者には人気でしょう。我々世代はちょっと思い込みとか作り話で熱狂は難しいですからね…。


超常現象「懐疑派」と「肯定派」で38分しゃべってみた!!

上記YouTubeを見る限り、「懐疑派は儲からない」これが本音でしょうね。儲かるから霊能とかスピリチュアルに関わりたがる。だから揉め事に発展しやすいんですよね…。

懐疑派は全く儲からない(上に、人気者にもなれない)そういう事実がある中、肯定派である中沢健さんの指摘は、誠実と感じますよね。あと面白い指摘なのが「懐疑派は実は超常現象が好き」というのは、当たっていますね。そう思います。筆者も占い懐疑派(というか実は好きではない)ですが、占星術師をしています。ある意味ビジネスではなく、好きだから学んでいるんです。

また懐疑派の皆神さんは冥王星系の容姿で、UMAファンの中沢さんは喋り方や立ち振る舞いから服装まで全部海王星系ですね。ただ真剣にやっているのは伝わりますよね。面白いので番組を見てほしいです。肯定派ですが、冷静な姿勢を持っているところが中道でクレバーだなと。

また2人とも水星×冥王星とアスペクトしており、別の視点から真実が知りたいと思っている方でしょうね。皆神さんは怖そうに見えるけど優しい方で、日本ではこういう方の方が誠実で、信頼できます。ただ皆神さんの人相を見る限り、眼球が鋭く水星×冥王星120度を強く意識的に使っている方かと思いますね。

【水星と冥王星のアスペクト】鋭い洞察力で強い影響力を持つのは?【兄弟や才能】

このYouTubeはとてもいい番組ですね。懐疑派と肯定派の本音トークは面白いし、筆者は好きですね。こういうノリ。ただ「喧嘩だ」と一方的に思い込んで支離滅裂な言動になるのは怖いですね。ビリーバー(海王星)の中には「私は電磁波攻撃を受けている!」とか言ってしまう人もいますから…。普通の人から見ればビリーバー側は思い込み主体で、否定に弱く、視野が狭いというのかな(この問題点に関しては、下記の記事で麻原彰晃やチャールズマンソンで説明しています)

【火星のアスペクト②】宗教ビジネス、依存症、混沌の火星と海王星とは?

ただ山上徹也の事件以降、リテラシーが低い人が可視化されており、やはり懐疑派は中立的に考察する上でも、必要だと思いますよね。何でも鵜呑みにするのではなく、中沢さんのような姿勢が肯定派にあると、より中立の視点からジャンルも盛り上げられるのではないでしょうか。

また皆神さんは占い師を「人の財布に手を入れる(依存とか金儲け)」と批判しているけど、確かにそういう方が多いと感じますね。特に日本では占いは依存症ビジネスで、占い師側も占いに依存してて見ていて怖いなと感じることがあります。距離感が大切ではないでしょうか。

ただ面白いと感じるのは、本来「関わりたくもない(否定派)」となるところ、仕組み(冥王星)に執着(冥王星)する、知的好奇心のある姿勢かなと。否定するだけなら誰でもできますし、思考停止でもあるので…。

ただ筆者はいずれ、オカルトや霊能というのは科学で解明されると思っています。そもそも時間すら物理学で定義できていませんよね。例えば時間は過去・現在・未来も理論上は可能です(幽体離脱で過去に行く事は物理学的には整合性がある)魂に関しても研究がされています。

しかし現時点で人類は(宇宙も含めて)全体の5%しか解明できていません。今はまだ科学という裏付けのないものを盲目的に信じるのは危険と言えるでしょう。

あとがき

昨今の社会の変化は高齢化と若者の減少です。
社会の閉塞感(土星)や介護者(海王星)が激増し、海王星で笑う事が難しくなっています。韮澤さんの話に付き合ってくれる若者も、もうあまりいないかもしれません。やはり昔と今では受け取り方も変わってきたのかなと感じます。

ただ日本は「何でもグレー」が許される国だからこそ、「最低限の見極める目を持つ事」と「見えないのなら100%信じない事」という、自衛策は必要かもしれません。

この記事は、そうした海王星の領域に関しての西洋と日本の違いをテーマに、オカルトや霊能に対する距離感、中道の模索、占星術は疑似科学といった内容の記事でした。

山上徹也の事件以降、筆者も悩みました。
占いはSNSの登場で殆ど依存症ビジネスになっており、霊感商法系カルト2世でもあるため、ちょっと強く警鐘を鳴らしすぎてしまったかもしれません。

ただ依存症とは自分では自覚ができないまま進行するもので、自分がマインドコントロールされている事がわかりません。今日の運勢とか運気を気にするようになったり、相性とか性格を占いに頼るようになったら、依存症だと思った方がいいですね。

ただ年末辺りから世間のムードも変わり、土星も魚座入りしてムードが変わってきました。今後は魚座の分野には厳しい試練がくると予想されます。下記の記事でも詳しく解説しています。

【2023~2026年土星魚座期】簡単にキャリアアップできる!土星で自分磨きする方法

【土星魚座期】AIに勝つ為に人間は何を学ぶべきか?【アライ(Ally)とは】

また疑う姿勢(冥王星)は悪い事ではありません。弱い人(海王星)が自分を守れる、最低限の自衛策が「疑う事」です。世界は疑う事から入るのが普通。日本人は海王星系なので、誰よりも海王星の領域に関しては注意が必要でしょう。

よく霊感商法とか自称霊能者は「見えない人には分からない(けど私は原因がわかる)」とかいうマウントをする事がありますが(大体蠍座絡み)、筆者はそういう事の体験者でもあり、ある程度の知識があるので「見えない人は(真偽を自分で検証できないので)100%騙される」と断言します。近づく必要がない事は、下記の記事で意図をより詳しく解説しています(ただ内容がオカルトが絡むのでパス制です)

【輪廻転生とドラゴンヘッド】魂は心とマインドで作られている【惑星のエネルギー】

理由は、そうした能力者を探す過程で山ほど詐欺師に出会ってきたから。見えない方はこの「山ほどいる詐欺師」の誰が本物か見極める最低限の知識や能力が自分にありますか?ないなら騙されるために行っているカモだと自覚しましょう。

また今回の記事に関して、帰国子女の知り合いにアドバイザーとなってもらってはいますが、筆者は西洋で生活した事がない日本人です。多少ニュアンスが異なる可能性をご理解ください(CSIと占星術に関して100%理解できている訳ではありません)ただCSIと時代の変化は、占星術を学ぶ上で知っておいて損はないかと思います。

この記事が何かのお役に立っていれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。