こんにちは小室凛紗(@leo_quore)です。キロンのアスペクトを解説していきます。
キロンとアスペクトの基本的な解説
火星とキロンがコンジャンクション(合・0度)
このアスペクトの持ち主は、自分に対する怒りや羞恥心が強い人です。
あなたは自分の中にある怒りについて、トラウマや傷を持っている人かもしれません。
勝ちたいと言う欲求、感情の強さ、何かを所有したいと言う欲求が満たされなかったか、理解を示してもらえなかったか、それらを許してもらえないと言った経験をしているかもしれません。
そのため内面に怒りの問題を抱えており、怒りのエネルギーが自分に向かっていってしまう恐れがある人です。
自分が自分らしくいるだけで誰かを傷つけてしまうのではないか?と常に怯えるような気持ち、自分を表現できないもやもやが、自分の能力を出しきれない、といった問題で発生しやすいかもしれません。
そんなあなたの視点は常に他者へフォーカスされており、出会う人々全てに『傷つけないようにしないと』と、驚くほどの洞察能力となって現れるでしょう。
自分自身の中に沸き起こる怒りのパワーで弱い存在、異端な存在を助けてあげよう、道を示してあげようとする、特別な創造性(或いは異端な発想)を与えられています。
ありのままでは人を怯えさせてしまう、という意識があるので、ジェンダーに関する問題(性別と性的役割について)あなたなりの独自の見解を持つようになるかもしれません。
人によっては男女関係(SEX)とジェンダー(性別)の問題が人生を通して克服すべきテーマとなる場合もあります。
本当の自分(怒りや性的趣向)を晒して愛されなかったらどうしよう、という性的な傷。
自分らしさを表現することの難しさ、という羞恥心の傷。
これらの火星にまつわる問題に関して、長い期間頭を悩ますトピックになってしまうかもしれません。
最終的には怒りを表現することでしか癒されない、と自覚するようになっていくので、怒りのエネルギーを通して弱者を助けてあげたり、戦う勇気を示していかなければ、という使命感に目覚めます。
同時にそれらを通じて子供時代に一方的にいじめられたり、自己表現を抑圧された傷を癒していく事となるでしょう。
ただそこに至るには、自分に向けられた羞恥心の傷を癒していかねばならず、人生では火星にまつわるあらゆる問題に直面する恐れがあります。
例えば自傷、自殺未遂、他者からいじめられる、行動や自己主張を制限される、支配される、非難される、などです。
しかしそれらの経験を通して、『問題を克服するためのヒント』を見つけていくことになるでしょう。
自分と同じように怒りを表現できない人々、自分を抑えるしかない人々、いじめられている人々を救う事で、幼い頃に怒りの問題でつまずいた自分の傷を癒していこうとするかもしれません。
誰よりも怒りや攻撃に敏感で、強さを通じて人を癒す能力を持ったヒーラーですが、残念ながら自分の羞恥心を改善してくれるヒーラーには出会えないかもしれません。
人に羞恥心を捨てる方法を教えられる人なのに、自分はいつまで経っても自分の羞恥心に苦労させられるでしょう。
相手を傷つける事、相手からの性的な求めに対して怯えるような態度で、自分の殻に閉じこもっている人である、と判断されるかもしれません。
しかし、怒りや羞恥心(性的な問題)に苦しめられてきた自分を守るためには、そうせざるを得ないという事です。それは同じように幼少期に怒りや自己表現に苦労した者にしかわからない孤独でしょう。
あなたはいじめられたり、怒りを向けられる度に強くなり、戦う強さで人々を癒していくヒーラーになります。また羞恥心の問題を通して、ジェンダーの新しい形を人々に示していく存在にもなるでしょう。
人生では自分の殻を破るとはなにか、性別の概念や性的な意味はなにか、を探求する旅となります。
これにより独特のジェンダー観、羞恥心に関する異端的な発想を持つ可能性があります。
キロンの入っているハウスの分野に根源的な傷やトラウマ、恐れがあり、その分野への取り組みや克服を通じて自分の殻を破り、強さを示せれば、根源的な傷の癒しへと繋がっていくかもしれません。