こんにちは小室凛紗(@leo_quore)です。キロンのアスペクトを解説していきます。
キロンとアスペクトの基本的な解説
海王星とキロンがコンジャンクション(合・0度)
このアスペクトは一般的に『夢見がちの夢想家で、大勢の人々に影響を与えるインフルエンサーになる』という運命を背負った魂と言われています。このアスペクトがある子供は、ある意味で特別な使命を持った魂かもしれません。
ずば抜けた芸術センスと魅力的な立ち振る舞い、行動力で人々に夢を与えるかもしれませんが、あなたの発言や行動は周囲の人々にとっては、非常に危険なものとなってしまう恐れもあります。
大衆をミスリードする危険、事実を歪めた自己欺瞞に満ちた危ういものではないか、自分自身でも混濁して判断ができないかもしれません。
このアスペクトは疎外や差別の経験から、スピリチュアルな感覚に目覚める、或いは強力な創造性(主に音楽、演技、ダンス、演説など)を持つと言われています。
無意識のうちに自分と同じような境遇、傷をもった人々との一体感を生み出し、理想主義(妄想)的な世界を周囲と生み出すかもしれません。
キロンの持つ『傷』が、海王星によって『曖昧』になるため、どこかその傷に酔ってしまったり、自己欺瞞や被害妄想的な混沌をもたらす可能性があるでしょう。
異端的な創造性が芸術や空想の世界で爆発するので、強力な癒しのアートを生み出すかもしれません。
それは我々を夢や理想郷へ導いてくれるような、精神的に救い出してくれるような、教祖的な立ち位置にあなたを導くかもしれませんが、扱う際には神への信仰心の有無が重要な分かれ目になると、西洋の占星術師は語っています。
視点は常に社会の汚さ、不平等、対立、恐れ、迫害、可哀想な自分や我々にフォーカスされており、自分自身の中に沸き起こる夢や理想というエネルギーで、キロンの持つ『傷』へ挑もうとしている魂です。
それぞれが手を差し伸べて1つに集まるような、人類を1つに結びつけるような異端的な力をキロンが与えます。
それは1945年という年が核爆弾の投下と世界戦争の終結、国際連合(国連)の設立という絶望と理想、混沌とカオスが混在した年を物語ます。
癒しの過程で必要になるのは、『夢見がちな理想論を自覚』し、現実(或いは目の前の相手)を直視し受容する事です。
いずれにせよ理想や夢、平和でしか癒されない、と自覚するようになっていくので、現実に失望することは避けられないかもしれません。
傷を癒す過程で、人々を精神的に救うような芸術的才能を身につけると言われています。
それらは人と人の壁を超え、一体感を伴うような景色に導くので、非常に優れたインフルエンサーとしての役割を果たす可能性があります。
あなたが生まれた理由とは、魂(運命)は繋がっている事を人々に気づかせる為にあるのです。
キロンが持つ傷は一旦受容することを要求するでしょう。しかし、その傷がなんであったかを探究することで、社会に平和や共感能力の必要性を訴えかける存在にもなり得るのです。
傷を癒す旅路の中で、社会の汚さ、不平等、対立、恐れ、迫害、可哀想な自分や我々に癒しの方向を示し、救いたいという使命感に目覚めていきます。
同時にそれらを通じて、子供時代に誰も示してくれなかった理想や夢、混沌とした社会への不安という傷を癒していくことになります。
ただそこに至るには、海王星にまつわるあらゆる問題やテストに直面する恐れがあります。
例えば自分の夢や理想を否定される、空想と現実が混濁する、あらゆる裏切りと嘘、ハイテンションな行動での失敗、客観性の欠如、依存症、失望などです。
しかしそれらの経験を通して、『自己欺瞞と被害妄想的な思考から脱出するヒント』を見つけていくことになります。
誰よりも共感能力に優れ、夢や理想に基づくアイデアで人を癒す能力を持ったヒーラーですが、残念ながら自分を理想の世界に導いてくれるヒーラーには出会えないかもしれません。
大勢の人々に影響力を発揮する可能性を持った人なのに、いつまで経っても自分は空想の世界に閉じこもったままかもしれません。
他者から見たあなたは『客観性が欠如した人』、或いは『夢見がち(或いは被害妄想的)で、現実を直視しない人』に見えているかもしれません。
しかし社会の混沌や、夢や希望を持たないと生きていけなかった経験から、夢や理想に基づく発想をするだけなのです。
それは同じように幼少期に混沌とした社会、現実を直視したくないような経験をした者にしかわからない孤独でしょう。
あなたは自分の傷に向き合うたびに強くなり、理想郷を目指し行動し、失望する度に芸術的な才能が磨かれていきます。
何らかの形で後世に残るアートやインフルエンサーになる可能性がありますが、そこに至るには大変な困難が伴います。
人生ではなぜ争いが起きるのか、平和とはなにか、苦しみからの救いを探求する旅となります。
これにより独特の精神世界、人生観、社会に対する視点を獲得し、世間に大きな影響を与えるアートを生み出す異端的な才能を持つ可能性があります。
キロンの入っているハウスの分野に根源的な傷やトラウマ、恐れがあり、その分野への取り組みや克服を通じて客観性の獲得、自己欺瞞と妄想を克服することができれば、根源的な傷の癒しへと繋がっていくかもしれません。