石破茂氏のホロスコープと人相占星術【冥王星水瓶座に選ばれた総理】

2024年10月1日、第102代内閣総理大臣になった、石破茂氏。彼の生い立ちや歴史を、ホロスコープ(ネイタル、トランジット、プログレス)から読んでいこうと思います。

石破茂氏のホロスコープと人相占星術

(1)ハウスシステムは、プラシーダスを使用
(2)出生時刻不明のため、昼の12時で算出
(3)ハウスとロットは使えません。月は参考程度(昼12時でタイトなアスペクトだけ使用)
(4)東京で算出(出生は東京千代田区)
(5)技法によって複数のツールを使い分けています。画像はアストロディーンストさんのものだけ使用

(1)複合アスペクトの「グランドクロス」=行動を強く促される

金星×海王星90度
金星×火星90度
火星×天王星90度
天王星×海王星90度
火星×海王星180度
金星×天王星180度※オーブ広め

行動は自己犠牲的で、親密な関係では距離感を好む。ただ嘘が嫌いで、本音を語ってトラブルになりやすい。あるいは尽くしすぎて、相手に勘違いされやすい。

(2)複合アスペクトの「ミスティックレクタングル」※月が入るため参考程度で。他のマイナーアスペクトも、月が入るので除外します。

月×金星60度
木星×天王星60度
金星×木星120度
月×天王星120度

身近な人には、与えることが好き。新しいもの、思想、改革的なものを好み、取り入れる事で、人生に良い刺激が加わる。アーティスト的で、古いものを新しく生まれ変わらせる。

(3)海王星ハードアスペクトが多い=理想主義者、自己犠牲的
金星×海王星90度
天王星×海王星90度
火星×海王星180度

(4)金星と天王星が強い=調和的で、頭がいい
金星と天王星にアスペクトが集中しています。

親密な関係では距離感を保ち、嘘を嫌う人でしょう。また(複合アスペクトが絡む)金星×天王星180度に、木星(天秤座)が調停しています。緊張感のある人間関係を木星が助けるので、困っても誰かが助けてくれるでしょう。

(5)柔軟宮が1つだけ(土星射手座)=世界情勢が気になる
土星射手座の解釈はさまざまです。哲学や高等教育への苦手意識、学業が嫌いという方や、海外の文化や音楽に疎い方もいますし、逆に広い世界への憧れから日本を飛び出して、失敗の連続という方も…。

ただ石破さんの場合、「柔軟宮」が1つ。この場合、土星射手座(特にテーマに関する動き)へのこだわりが強くなります。

また太陽水瓶座で、水星と金星が山羊座。必然的に人生の関心事やメインテーマは、土星(水瓶座・山羊座のルーラー)になる可能性がありそう。

太陽とのアスペクトも、土星60度だけ。何かと人生のキーになる惑星でしょう。ただ太陽(水瓶座)はデトリメントなので、孤立には気をつけてください。

現在、石破さんの年齢域は土星です。土星射手座がテーマになりやすく、海外情勢も危なくなってきました。防衛庁長官、防衛大臣、ミリタリーの知識は大いに活かせるものの、70歳までの3年間は、海外との困難なやり取りが発生するかもしれません。

目まぐるしく変化する海外情勢、地政学的リスクに対しては「柔軟」ですが、動きは鈍いでしょう。柔軟宮は行動が不得意で、変化への対応が得意です。

(6)水のエレメントが1つだけ(海王星蠍座)=感情を重視しやすい
「水のエレメント」が1つで、その海王星にハードアスペクトが多いため、行動は相手の「感情」が重要。感情が通じ合うことに達成感を感じやすい人の可能性があります。

また海王星(蠍座)と、ハウスの勢いを強める「ドラゴンヘッド(蠍座)」が同じサイン。動けば動くほど、運命に巻き込まれていると感じるかもしれません。自分で望んだと言うよりも、「外側が自分に迫ってくる」という経験をしやすいかも。

(7)火星が強い=タフで健康
金星×火星90度
火星×天王星90度
火星×海王星180度
火星×冥王星120度

冥王星とアスペクトがあるのは、火星だけ(パラレルは除く)。個人としてはタフで、やる気がある人で、粘り強いと思います。

ただ気になるのは、火星牡牛座はデトリメントで、行動に統一感がないこと、約束を守らないと言われやすいこと、やりたい事がバラバラになってしまう恐れがある事です。

特にトランスサタニアンの影響を強く受けている為、自己犠牲(海王星)、孤立や仲間はずれ(天王星)には気をつけてほしいですね。

★T冥王星水瓶座に11月IN=時代に選ばれた人
2024年、11月20日にトランジット冥王星が水瓶座に完全に入ります。

これから水瓶座時代が始まる為、石破さんの太陽(水瓶座)の資質は、大いに活かせるでしょう。強い影響力を発揮する時代に、総理大臣に選ばれた人です。

また月はおそらく牡羊座と思われるので、来年海王星に牡羊座がINすると、大衆からの人気(月)、政治(海王星)での期待が増し、時代を動かしていく人になるかもしれません。

10月の選挙では、「裏金議員を公認しない」とし、自民党の派閥解消、政治と金の問題に切り込みました。石破さんらしい「0か100(冥王星)」の勝負に出ましたね。ただ時代は冥王星水瓶座に入るので、石破さんは時代から後押しされると思います。

「裏金」で大揺れになった自民党ですが、政治腐敗や汚職、金の問題が出てくるのも、フルムーン期の特徴です。ただ再三指摘してきた通り、ディセミネイティングムーン期からは、社会的に消されるといった出来事が起きるので、もう限界ではないでしょうか。
>>144年の地球のサイクルを解説します【地球のルネーションサイクル②】

しかも今回、10月〜11月にかけてT冥王星は、旧社会が終わる「冥王星山羊座29度」に位置します。再三指摘した通り、古い時代、古い組織、古いやり方、権威者世代に、終焉が訪れるタイミングです。

またトップは国のシンボルなので、国民の民意を反映する人物が出てきます。岸田さんは社会主義的(海王星)なものを進めましたが、石破さんは所信表明演説で、以下5つを表明しました。

「ルールを守る」
「日本を守る」
「国民を守る」
「地方を守る」
「若者・女性の機会を守る」

これらの五本の中に、「若者と女性」が入っていますね。今後国は、若者と女性にフォーカスしそう。また「ルールを守る」に関しては、東京都で全国初の「カスハラ防止条例」が成立しました。

2025年4月から施行されますが、「ルールを守る」といったムードも国家全体で強まるでしょう。再三指摘してきた、2026年以降は「迷惑な人は社会的に消される」といったターンが始まると思います。

また「アジア版NATO」は現状難しいとしても、今後世界情勢で変わる可能性もあります。筆者はよい発想だと思います。また「防災相」も、時代にあっていますね。

南海トラフ巨大地震が発生してから動いてもダメですから、今から国難に備える姿勢は頼もしいです。いかにも「守りに強い(月)」がテーマの人らしい。これに関しては、起承転結の「仕事の資質」の項目で詳しく解説しますね。

石破茂氏の人相占星術

人相は、「THE冥王星顔」で、いかにもトップに上がる顔です。相当タフで、信念が強い性格でしょう。体格もよく、冥王星系の体格ですね。よく食べ、肉が好きだと思います。

【人相占星術】権力者になる?冥王星顔と海王星顔の特徴【国の命運を人相で考察】

彼はよく人相が悪い(目つきが悪い=三白眼)と言われますが、三白眼は冥王星です。石破さんは普段は普通の眼球ですが、考え事をする際に「癖で…(三白眼になる)」とのこと。

三白眼とは、「徹底的に考える人」の相です。

嘘や曖昧を嫌い、真実を徹底的に追い求める人がなる相で、研究者、科学者、警察官、探偵も、三白眼が多いです(だから目つきが鋭い)

またアスペクトなら、水星×冥王星0度の人が三白眼になりやすいです。知性(水星)を、徹底的に(冥王星)使いやすいのが、水星×冥王星0度だからです。

ただアスペクトは、0度だけが本人の資質で、180度なら相手が冥王星的な人か、人間関係に執着しやすい人、90度は行動が冥王星的で、人を信用しない人の傾向が出てきます。

三白眼はアーティストにも多く、何かを追求している人は三白眼になりやすいですよ。筆者も三白眼ですが、途中から三白眼になりました。水星×冥王星0度持ちではありますが、物事を深く考えるようになって、三白眼になりました。

だから生まれつきとか、アスペクトがあるから三白眼ってわけではなく、「分析」「追求」すると、眼球は変わるという捉え方をしています。石破さんも、深く分析するタイプでしょう。

また人相は女性的ではなく男性的。これは「主体的に動く人」の相で、能力があり、自分から動き、他人をアテにしない方です(男性なら好ましい相)

逆に男性で「女性みたい」と感じる人相は、仲良しこよし(公私混同)、繊細さ、弱さ、依存といった感じで、人を頼ったり、アテにするので、イケメンとか美形は人相学的にはNG。また人相学は男女共に、幼い人相は良しとしません。

石破さんは学生時代と政治家になってからでは、人相が全く違っており、昔は「THE土星」なんです。いかにも真面目な銀行員って感じ。ですから、経験や環境が人相を作ると自分は解釈しています(生まれつきじゃなく、経験で変わる)
若い頃の石破さんはここから確認できます→学生時代(NewsPicks)銀行員時代(NewsPicks)

石破茂氏の生い立ちとは?

ここからは石破さんの生い立ち、政治家人生をホロスコープ(ネイタル、プログレス、トランジット)で追いかけていこうと思います。

石破さんは、父が鳥取県知事で50歳、母が国語教師で39歳の時の子供で、姉二人とは10歳以上歳が離れており、ほぼ一人っ子で育ったと回想しています。

建設省事務次官から鳥取県知事に当選した父は、家にほとんどいませんでした。自分の父親というよりは「鳥取県知事という人」

(中略)

当時、住み込みのお手伝いさんが4人くらいいたのですが、夜10時頃に父が帰ってきた時に彼女たちが部屋に引き取っていないと「馬鹿者!」と激怒するのです。「お前たちは使われる者の気持ちが分からんのか!」とね。

(中略)

昭和28年の鳥取の大火事で焼け残った廃材を使って建てたという、ひどくぼろな家でした。壁につっかい棒がしてあって、消防署から「危険建築物」と認定されていましたが、父は絶対に建て替えようとしませんでした。

「道路が先だろう、いや農業基盤整備か」といった感じで、自分のことは全て後回しでしたね。

引用元URL:News Picks

石破さんの父、石破二郎氏は明治生まれで、とても厳しい人だったよう。鳥取県知事を4期務めた後、参議院議員になり、自治大臣を務めました。では母親の方は?というと…。

自宅は知事公邸ですから県庁の秘書課の人たちがよく出入りしていました。

ある日、どんな口を利いたかは覚えていませんが、偉そうなことを言ったらしい。母の怒りが爆発します。

「出ていけ!」と冬の寒空に叩き出されたのです。「お父さんが偉いのであって、お前が偉いのではない。それを何だ、あの口の利き方は。お前なんかうちの子じゃない! 出て行け!」

(中略)

振り返ってみると、私が育った「知事の家」という非常に変わった環境は、良かれ悪しかれ今の私の人格形成に強烈な影響を与えていると思います。

引用元URL:News Picks

石破さんは親に甘えた記憶がなく、教育熱心な母親の元、「常に一番でいるように」と迫り続けられたと言います。

私に求められたのは「知事の子供として常に1番であること」です。1年生の時からとにかく勉強させられましたが、これはすごいプレッシャーでした。

引用元URL:News Picks

ここから見えるのは、ドラゴンヘッド蠍座の人生です。

自分の人格ややりたいことの否定、子供らしさや甘えの否定、そんな環境で育ちやすいのが、ドラゴンヘッド蠍座です。

ただ石破さんは、プロテスタント系の幼稚園に通っており、かなり進歩的で、ハイカラな幼稚園だったよう。

小学校で関わる人物も、富裕層の子供が多かったようで、「お金があるのか無いのかわからない、自分の家とは違う」と思ったそうです。

月のアスペクトは出生時刻不明なので参考程度ですが、唯一「月×木星180度」がタイトです。昼12時でタイトなら、朝でも夜でも、アスペクトが形成されます。

知事の家庭は庶民よりかは、豊かさ(木星)を学べますし、富裕層の人間関係(月×木星180度)も、プラスだったかもしれません。

或いは「心の余裕、善行」を家庭で学べたとも取れるかもしれませんが、土星的な家庭だなと思うためわかりません。

ただ「自分とは違う」という感じは、月が魚座よりも牡羊座の特徴かと思います。

なんとなく疎外感があり、見るもの、世界が新しく、自分は何も知らない、或いは知りたい、自分から始めたい、リーダーシップを取りたいなら、月牡羊座かもしれません。

石破さんは学生時代、学級委員長を務め続け、常に人の上に立つ経験をします。

ただ「知事の息子」と距離を取りたがる人が増え、ここには居場所がないと悟り、15歳で単身上京。慶應義塾高等学校に進学、一人暮らしを始めます。

そして1979年に慶應義塾大学を卒業後、三井住友銀行に入行。順調なエリートコースを歩もうとしていた時、突然の変化が訪れます。

政治家の父親が、亡くなってしまうのです。

ドラゴンヘッド「外側の世界が動く時=運命」

石破さんは鉄道好きで、政治家ではなく国鉄の社員になりたかったようです(ただ父親の反対で断念)

ただ運命は、「政治家になるように」彼に迫ります。そのきっかけが、父親の死(冥王星、蠍座、8ハウス)でした。

1981年、病床の父を看病していた母親から、会社に電話が入ったのです。

お父さんがね、今朝目覚めた時、『田中角栄が見舞いに来てくれた夢を見た。嬉しかった。あれは夢だったのか』と言うの。死ぬ前に一度、田中先生に会わせてあげたいの。お前、何とか田中先生に頼んでおくれよ」

電話を切った私は、「そんなこと無理に決まっている」と思いながら、銀行の前にあった公衆電話の受話器を取り、目白の田中邸に電話を掛けました。

ドキドキしながら用件を伝えると、電話口になんと田中角栄さん本人が出られたのです。

私が「実はかくかくしかじかで母が会わせてやりたいと申しております」と伝えると、田中先生は「そうか、分かった。すぐ行く」と言ってすぐに電話を切りました。

程なく、「闇将軍」と呼ばれ権力の絶頂期にあった田中元総理は、本当にプロペラ機で鳥取空港に降り立ったのです。

引用元URL:News Picks

なんかすごいエピソードですね笑。

この闇将軍こと田中角栄は、時代を裏で操ると言われた人物です(角栄氏のホロスコープや生い立ちは、下記でも記事にしています)

【人相占星術】権力者になる?冥王星顔と海王星顔の特徴【国の命運を人相で考察】

またこの時の石破さんのプログレス月は、バルサミックムーン期(昼の12時で算出)で、何かを「捨てる、手放す」タイミングでした。大きく人生が変化する前夜だったのです。

しかし2人の相性は、悪縁。

角栄氏の太陽は牡牛座で、ドラゴンテイル牡牛座の石破さんとは、本来「相容れない関係」です。この場合、2人の関係は角栄氏次第で変わってきます(※コンジャンクションは30度影響しますが、オーブ外なので潜在的な影響力)

ただ角栄氏の木星は双子座で、石破さんの太陽とは120度(タイト)。石破さんの人生を発展させる、強いパワーを持っていたのも、角栄氏側でした。

角栄氏は、病床の父を労い、葬儀に関する願いも叶え、壮大に送り出した後、改めて石破さんを呼び出してこう告げたのです。

「父の後を継げ(冥王星・蠍座)」

政治家になる気が全くなかった石破さんは固まってしまい、聞き返そうとした瞬間…

田中先生は机をバーンと叩きつけ、こう言いました。

「いいか、よく聞け。日本で起こることの全てはこの目白(田中邸)で決まるんだ。分かったか!」

引用元URL:News Picks

文章なのに、すごい迫力笑。

2人の関係が、角栄氏次第だったことは明白ですね。ただ石破さんはこの時、太陽の年齢域(26歳前後)を前に、激変期(ニュームーン目前)でもありました。

運命的(ドラゴンヘッド)な出来事(政治家の父親の死、権力者、受け継ぐ=蠍座)が、自分を政治の道へと引っ張ろうとしている…。

この1981年は、ニュームーンに入る前年。「何かを手放すタイミング」と「今後重要になる人物とのコンタクト」がある年です。

石破さんはその年に、父の死(手放す、終わる)と、田中角栄氏との出会い(重要な出会い)が起きたのです。

この期間のチャートを見ると、石破さんのNドラゴンヘッド(蠍座)が、T天王星(変化)と、ぴったりコンジャンクションしており、運命的(ドラゴンヘッド)な変化(天王星)だったとも、読めます。

もしここで「変化(天王星)」を選んで、スムーズにいかない場合、すぐに停滞するので「勘違いだった」と気がつきます。

運命とは、
①自分自身に②外側の世界(人々、社会的なもの)が迫ってくるもので、主に結婚や仕事です。

それに「覚悟を決めて動く」時、外側の世界も一緒に連動するなら、それは「生きたかった道」に繋がっています。「なぜかトントン拍子に進んだ〜」という、あれのことです。

ただ「妨害」「停滞」「物事が進まない」なら、継続せず、すぐに軌道修正を。そもそも、運命的な出来事、出会いは、人生で1回か2回あるかないかくらいです。

この時期(1981年夏頃)、石破さんのN天王星、N冥王星に、Tドラゴンヘッド(獅子座)もコンジャンクションしています。なんか凄いですね。ドラゴンヘッドが絡む時は、何か外側が自分に迫ってくると感じることが多いはず。

自分の運命(Nドラゴンヘッド)と、外側の運命(Tドラゴンヘッド)が絡み、強い変化を迫られた時期です。この運命的な時期に、石破さんのP月とP金星がコンジャンクションしており、それがN冥王星と180度なんです。

この運命的な出来事には、石破さんの身近な人(家族=月、恋人=金星)が絡んでいた可能性があります。何か愛憎が入り混じる経験(冥王星)、生と死が絡むような(冥王星)、そういった人間関係の深い暗闇や繋がりを経験した可能性もあります。

そして石破さんは数ヶ月ほど悩み、1983年に銀行を退職。田中角栄の「木曜クラブ」に事務局として務め始め、政治家の道へと進み始めるのです。

政治家・石破茂の誕生と師との出会い

1986年7月、衆議院議員総選挙に自民党公認で出馬し、当時全国最年少の29歳で初当選します(得票数は最下位)

ちょうどこの年の9月初めまでが、石破さんのニュームーン期です。新しいことをする事、動けば動くだけ良い時期で、ダメ元でもいいから動いた方がいい時です。

ただ中選挙区制だった選挙の関係で、派閥の問題が出て、田中派から中曽根派に移ることに…。これは角栄氏が直々に手配してくれたものですが、ドラゴンテイルの関係が停滞すること、バルサミックムーン期に手に入れたものが永続的ではない事がわかりますね。

しかしここで、中曽根派の幹部、渡辺美智雄氏(政治家・渡辺喜美氏の父)と出会うことになります。そう、石破さんの政治家としての軸を築いた人物です。

石破さんはこの時、渡辺美智雄氏の研修会で、政治家人生を決めるような、心から胸が打たれる言葉を聞いたと言います。それは以下のような言葉でした。

「君らは何のために政治家になりたいのか。勲章が欲しいのか、先生と呼ばれたいのか、女にもてたいのか、お金が欲しいのか……。理由はいろいろだろう。

だが、そんな奴は今すぐここから去ってくれ。

『政治家』は『お世辞家』ではない。本当のことを、勇気を持って国民に語るのが政治家の役割だ。政治家の使命は、勇気と真心をもって真実を語ることだ。

政治家として使命を全うできる奴だけが残ってくれ」

引用元URL:News Picks

石破さんはこの時、「勇気と真心をもって真実を語れ」という言葉に、ひどく感動したといいます。

新しい人生が始まる「ニュームーン期」に、素晴らしい「師」と出会い、ここから石破さんの政治家人生もスタートします。

では最後に、「群れない政治家スタイル」が確立されるまでの期間を、「仕事の資質(起承転結)」で追っていきますね。

起承転結の4つのバイオリズム「仕事の資質」

★石破さんのバイオリズム年表

これは「仕事の資質」を見るもので、社会での役割、この人生で獲得できるスキルを、獲得していく年齢別に並べています(区切りは生年月日によって算出)

今回は、石破さんの仕事のテーマも、年齢別に書いています。

(1)起:誕生〜35歳まで…ルール、真面目さ、家族への愛、伝統、忠誠心を学ぶ
発展できる惑星…月と金星(土星重視)
成長の試練となる惑星…月

(起)は、人生の基盤です。スキルや行動の基盤、それを学ぶ期間で、最も長くなります(大体サターンリターン前後まで)※前期後期とありますが、出生時刻不明のため、今回は出せません。

(2)承:36歳〜44歳まで…発展させる、達成させる、目的を持つ時期
発展できる惑星…火星と木星(太陽重視)
成長の試練となる惑星…冥王星+

(承)は、基盤をよりパワーアップさせ、発展的に使えるように訓練する時期。武器を強めたり、磨いたりする期間(資格勉強、経験が吉)

(3)転:45歳〜53歳まで…運命的な大変化、スターになる時期
発展できる惑星…天王星+(冥王星重視)
成長の試練となる惑星…月

(転)は、主にサターンハーフリターン前後に来る周期で、人生の転機。あなたが社会に出ていくチャンスもあり、変化や挑戦をドンドンした方がいい時期(転職、離婚、再婚、引越しが吉)

(4)結:54歳から晩年…国家のために動く時期。安心安全な場所を築く
発展できる惑星…月と金星(土星重視)
成長の試練となる惑星…月

(結)は、人生で「辿りつきたい、約束の地」です。本当に欲しいもの、ここを目指してきた、でも若い頃はわからない。心から満足するものがわかる時期です(感謝をすること、与える側、教える側に回ることが吉)

(+)となっている時期は、冥王星的な時代の動き、外側の人々、権力者が絡んで、人生が変わりやすい時期となります。

(発展できる惑星)は、その期間に重視した方がいい惑星です。トランジットやアスペクトを見る際に注目します。意識しておくと、波に乗れる惑星です。

(成長の試練となる惑星)は、その期間の試練です。その惑星のテーマ、アスペクトをよく見て、鍛える覚悟を持つと上手くいく惑星です。

まず石破さんの序盤は、土星重視の家庭か、そうした環境で育つことになっています。ルール、家族の中の序列、伝統、家族愛(或いは愛国心)を学ぶリズムです。

石破さんの生い立ちを見ていると、人によっては「虐待だ!」と受け取るケースもあるかもしれません。実際、虐待のリズムがまれに来る方もいます(筆者がそうで、冥王星が絡むリズムです)

ただ石破さんは、多分家族が好きで、いつも家族を気にしたり、大事に思う気持ちが強い人だと思います。ここでは「家族を尊敬する」といったエネルギーが働きます。ただ35歳までは、重い、暗い、悲観的(土星重視)だったかもしれません。

この頃鍛えていたのは「月」で、自信満々ではない方が良かった時期。人の意見をよく聞き、分析する事がテーマです。攻めより守り(月)に意識が向かい、安心安全(月)に関心が向かいます。

その時期の石破さんは、湾岸戦争を経験し、北朝鮮への訪朝で危機感を覚えているんです。

湾岸戦争が終わった翌年、自民党の訪朝団の一員として北朝鮮に行きました。

ここでも死ぬほどびっくりしました。

徹底した反日、徹底した個人崇拝、徹底した国民に対する洗脳教育、この国はきっと何かやると確信しました。偉そうな言葉で言えば直感です。

(中略)

湾岸戦争でショックを受け、訪朝で恐怖し、外交って何なんだ? 防衛って何なんだ? 防衛やらなきゃいけないんじゃないか、という思いを抱きます。

引用元URL:News Picks

そんな彼の資質が「大物」へと飛躍するのは、36歳の時(1993年)。ここからやっと「男性的な人生」がスタートします。

そのスタート年に、宮澤内閣の「嘘つき解散」が起こります。派閥同士の権力闘争から「55年体制」が崩壊し、自民党が野党に転落した年です。

私は不信任案の採決では宮沢内閣に「ノー」、つまり賛成に回ることを決めます。

不信任案が可決されるとは思えませんでしたから、自民党は除名されるかもしれないし、次の選挙では落ちるかも知れないと思いました。でも、仕方ありません。

(中略)

投票前の3日間は満足に寝られませんでしたし、不信任の白票を投じる時には足が震えたことを今も覚えています。

引用元URL:Wikipedia

この93年からやっと「男性性」が目覚め、自立の試練は「冥王星」。終わりを感じる試練の連続の期間です。これは、一般人にはあまり来ないリズムです。

その後、離党こそしなかったものの公認が得られず、無所属で選挙戦へ…。結果はトップで当選という、圧勝。しかし自民党の方は、単独過半数を割り込む、瀕死(冥王星)の状態。

しかし石破さんは、「憲法改正論議を凍結する」という方針に反対し、自民党を離党します。奇しくも、離党届が受理された日に、田中角栄氏も亡くなってしまいます。

なんだか、冥王星的な出来事のオンパレードですね…。

自民党を離党した後は、小沢一郎氏率いる「新生党(→新進党)」に参加したものの、権力闘争(冥王星)を繰り返すだけの集まりに、「失望(海王星)の連続だった」そう。

この1993年からは、プログレス月も「ギバウスムーン期」に入り、行動的、野心的、自己主張も強くなる期間。

ちょうどNドラゴンヘッド(蠍座)にT冥王星(蠍座)がコンジャンクションしており、運命的に「権力闘争に巻き込まれやすい時期」でもありました。

またその後の1995年には、「鳥取県知事に」と、担ぎ出す動きも出ていたようですが、妻と支援者たちの大反対で頓挫。

なんだか不思議と、石破さんを「この道に!」と導いているのは、家族(父、妻)や支援者(角栄氏、後援会の方々)に感じますね。周囲が一丸となって動くのも、やはりドラゴンヘッドが絡んだ場合に起こることです。

ただ本人は「挫折の連続だった」と回想しています。この1995年は、TドラゴンヘッドがN海王星を通過する時期だったため、混乱、混沌に引っ張られやすかった時。

しかし石破さんはラクな道を選ばず、1996年には無所属のまま選挙に出馬。ここでも過半数に達する得票で、圧勝します。

この期間(1993年〜1997年)は、特に石破さんの人生の分岐点だったように思います。年齢域は火星(牡牛座)で、デトリメント。太陽(26歳〜35歳前後)もデトリメントですが、火星の方がアスペクトが集中して強いですよね?

デトリメントの惑星は、最初はうまく行ったように見えて、徐々に崩壊していく事があります。全員がそういうわけではないし、ハウスが良いか悪いかでも変わります(※ハウス不明)

ただ太陽の頃よりも、火星の頃の方が「バラバラに崩れる」という感じは出ていますね。ドラゴンテイル(牡牛座)ともコンジャンクションで、停滞する時期でもありました。ここが正念場だったかもしれません。

1997年に入り、竹下登氏(DAIGOさんの祖父・元総理大臣)へ、復党の相談をしにいくのですが、その際こう助言をされたそう。

「何でも自分だけが正しいと言い張るのは、多くの人を傷つけるんだよ」

引用元URL:News Picks

なんだか私も考えさせられる言葉ですね笑。意見は違って当然で、だけど自分だけが正しいということはないと思いますし、政治家って難しいですね。

で、石破さんも深く反省し、自民党に復党します。

ただ戻った古巣は、非常に冷たい雰囲気だったよう笑。石破さんの試練は、ちょうどこの36歳〜44歳の時期になるかと思います(他が月ばかりで、試練は激しくないので)

ただ45歳からは、激変期に入ります。2001年、45歳で防衛庁副長官に任命され、2002年、防衛庁長官に任命されるのです。

ここで石破さんを知った方も多いでしょうし、筆者も「すごい印象に残る人だ」と思いました。

そしてこの転換期(45歳〜53歳)に、防衛庁長官、防衛大臣、農林水産大臣を歴任し、急速に国民への認知度を上げていきます。

この天王星が強い期間は、衝撃的で、人に強いショックを与える期間。特に冥王星の影響が出る(+)を持っているので、外側の時代、権力者が影響してきます。

石破さんの場合、小泉純一郎氏、イラク戦争、自衛隊のイラク派遣がそれに当たるでしょう。

自衛隊をイラクへ派遣する際、「なんで行かなきゃいけないのか」直接説明した時の話を、最後にご紹介して終わりにしたいと思います。

「イラクの人たちは本当に困っている。戦争は終わったが水がない。学校は壊れた。道路はめちゃくちゃだ。国連でもなく、アメリカでも、イギリスでもなく、日本にこそ来てもらいたいと言っている。

国連の決議もある。まだイラクは戦争が終わったとはいえ危険な状態だ。

これを乗り越えて、日本国の誇りとともに、イラクの人たちの心からの願いを叶え、国連の要請に応えることができるのは、自衛隊しかいない。だからみなさんにイラクに行ってもらうのだ。」

壮行会では「長官、うちの一人息子なんです」とか、「無事に帰してやってくださいね」とおっしゃる家族の方もたくさんおられました。

「分かっております。お任せください」と答えました。そうとしか答えられませんでした。

若い隊員には、
「長官、俺、今まで生きてきて、今日が一番嬉しかったよ。すごくいいクリスマスになった。なんで俺たちが行かなきゃいけないんだって思ってたけど、総理から訓示があって、長官からなんで行かなきゃいけないか直接聞くことができた。嬉しかった。行ってきます」
とも言われました。

私は本当に涙を抑えるのが大変でした。今でもクリスマスが来ると、あの時のことを思い出します。

(中略)

福田康夫官房長官から「石破君、総理の訓示内容はこれでいいか」という確認がありました。

私は内容を読み、1つだけ直してくださいとお願いしました。

「諸君は自ら望んでイラクに行く」という一文を「諸君は国家の命によりイラクに行く」に変えてくださいと頼んだのです。

引用元URL:News Picks

このエピソードを見て、水エレメントがシングルトンになっている人だな〜っと思いました。感情に強く惹かれているんですよね。

また政治家人生を振り返ると、強い理想主義者(海王星)である事もわかります(海王星ハードアスペクトが多い)。やはり政治は海王星なのでしょうね…。

また石破さんは「防衛(月)」がテーマの人だとも思いました。特に湾岸戦争、イラク戦争を経験し、それが転機にもなっています。

また筆者は、石破さんは「時代が危ない時期にポン!と世に現れる人だな〜」と思うんですよね。だからここから3〜4年、何か外側の世界で動き始めるような気がして。

また短命で終わるのではないか?とも言われていますが、確かに2025年、2026年は山になるかもしれません。外側が大きく変化しそうですし、石破さん自体も身内に流されやすくなるので。

ただ「勇気と真心をもって真実を語れ」を貫けば、国民は支持すると思います(熱狂的なファンがつく、金星×海王星90度に、モテるアスペクトの金星×天王星180度、魅力的な立ち振る舞いができる金星×水星0度があります)

また石破さんにとって2024年は、「達成と変化の年」です。総裁選は「退路を断つ」冥王星的な姿勢で挑み、総理となりました。

現在67歳の石破さんは、バイオリズムで「結」におり、発展的なスキルは、「国家や国民のため」に動ける点で、「厳しい倫理観(土星重視)」も持っています。「裏金議員を非公認」という、大きな決断もしました。

実はドラゴンヘッド蠍座の石破さんは、「人の話はあまり聞き入れず、持論を通すこと」が問題になりやすい人で、多くの敵も作ってきました。ただ麻生さんとのわだかまりも、少しずつ取れるのではないかな。そうだといいなと思います。
>>麻生氏、党内結束呼び掛け 「日本のために」

試練の月は、石破さんの人生を通して「人の話を聞くこと」「分析」「安心安全」に向わせており、それを形にしようとしているように見えます。

また石破さんは「金利のある世界、金融所得課税にも意欲的」で、金融界からは「石破はNG」と言われてきました。

ただこの点も、慎重な姿勢に変えており、柔軟に対応しているようにも見えます(ただ世界的な金融危機が起きたら、大変な苦労を強いられそう)

ただそうした「様々な人の意見を聞く姿勢」が、外からは「ブレている(石破カラーが後退した)」と言われてしまうのは、なんだか悲しい所。

この記事で、石破さんの人物像を知ってもらえたら幸いです。

最後に「GACKTに会いに山形へ=地方創生」

来年の運気は、今年9月から入り込むので、自民党の総裁選はターニングポイントになるでしょう。10月は混沌の運気なので、選挙の結果が非常に気になります。

そこで今回、総理大臣になった石破さんのホロスコープの記事を書きました。

なんかホロスコープって久々ですね笑。筆者は防衛庁長官の頃から石破さんが好きなので、「書きたい!」って思って。

でも最近は政治を見ないようにしていました。民主党に政権交代したあたりで、政治を見てるだけで不安定な気分になるようになって。「TVタックル」で笑えた時代が、遠い昔のよう…。

ハマコーが大暴れしていた頃は、見てるだけで元気がもらえたでしょうに笑。


【秘蔵】自民党「40日抗争」ハマコー激怒で“バリケード”を…(1979年11月1日)【永田町365~今日は何の日】

何がすごいって、この映像のハマコーとGACKTさんが同い年ってことですね笑。

話は変わるのですが、最近GACKTさんのモノマネ芸人の、ムーン小林さんにハマっているんです。もうね、モノマネの域を超えてるんですよ。妹から突然教えてもらって。

凄すぎません?筆者はもう本人より、ガクットさんに会いたい笑。

でも山形在住で、山形推しで、山形でしかイベントがないんですよね。残念だけど、そういうのも「地方創生」かなって。なんとか最後、石破さんに戻せました笑。

また石破さんもインスタをやっています。先日見たら「いしばっち」ってあだ名で呼ばれていた時が嬉しかったそうです。いしばっちのインスタも載せておきますね♪

石破さん、海王星が強いですから、「ゲル」より「いしばっち」が好きだと思います。いしばっちという缶バッチも売られてて、すごい可愛いですよ笑。

でもインスタなら高市さんの方がわかりやすいかな…こういう内容よりも、政策に関してを発信した方がいいと思いますよ、いしばっち♪(愛を込めて)

今回noteでアップしようと思いましたが、noteは1000文字超えるとカクカクして、全く反応しなくなって。結局イライラしたので、ブログで一気に書いてしまいました。

時間があればnoteで高市早苗さんに関しても書こうと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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