30歳以降はサターンリターンが仕事の出世に関わる?【ユングと中年の危機】

教科書的なものではなく、独自の考察記事となります。

運勢は「バイオリズム」に乗る事が大事

占星術での運勢は、ソーラーリターン、トランジット、プログレス、ソーラーアーク辺りで見るかと思いますが、「波に乗る」にはバイオリズムも重要だって、常々思うんですよね。

去年までのやり方が通用しない、これまで出来ていたことができなくなった…こんな事ってありませんか?それって、バイオリズムの転換期であることも多いんですよ。

自分はコロナ禍で人間関係のリセットをし、プログラミングやデザインに打ち込んだ時は「戦いの年」で、トランスジェンダーを公表した年は「大掃除、過去の清算」の年と同時に、「リセット」の年でした。

筆者は「一人で自立する」という運命が始まるので、2022年は最も強く自己主張し、自立する必要がありました。これまでの自分を捨てて、生まれ変わりたいと。180度行動を変える事で、波に乗れた年でした。

ただ数年は、東洋の占術では「不運期」が重なり、行動より勉強、地盤固めの方に意識を向けていました。とにかく勉強が吉なんですよ。動くと失敗するのが、不運期。それって不思議なことに、ソーラーアークの火星×土星も示していました。

ただ大きな大激変は今年の1月…。結論から言うと「自分の人生ってこれでよかったのかな?」と思って。人生を振り返っていたんですよね。ストレスもないし、時間もお金も自由に使えて、理想通りの生活なのに…。

実はそれってプログレスなのかな?って。太陽×金星0度、太陽×木星0度、金星×木星0度が、ドラゴンヘッドともタイトとなるのが、2023年だったので。

そもそもトランジットでは、太陽×金星0度はよく起きるアスペクトです。ただプログレスで太陽×金星0度は、可能性がある方しか体験できないし、ここに木星まで0度…。だからかなりスペシャル。

トランジットでも、ソーラーアークでも、金星×木星が強い角度を取っていて、冥王星と太陽も絡むので、「来年なんか起きるのかな〜?」と去年から思ってはいたんですよね。

シンプルに読めば結婚に繋がる出会い、或いは経済的に豊かになる人物との出会いが期待できる一年で、これは運命的な流れ(ドラゴンヘッド)が絡み、冥王星だからカルマに近いもの。と、読めるかもしれません。

ただ金星は芸術とか美でもあるので、自分はそちらに向かった気がするんですよね。でも「一人で生きる事」に疑問が出てきたのと、「好きな人を取られる」って辛いな〜って、初めて知りました。これまで経験したことないような、内面の変化の年で。

バイオリズムの方は占星術とは違う占術を取り入れているのですが、不思議とこの組み合わせは方向が一致しやすいなと思ってて。そのバイオリズムを、占星術に置き換えるという模索をしているんです。

例えば筆者なら、20代までは土星的な生きた方がうまくいき、天王星的な姿勢で失敗が暗示されています。これは本当にそうで、天王星が強くて自由を追い求めすぎて、基盤が作れなかったんです。全て裏目に出た。

占星術的にはプラスになりそうな、ASC×火星、ASC×天王星、ASC×月の打ち出すタイミングは、年齢域では0歳〜24歳、35歳〜45歳ですが、バイオリズムで見ると40歳からなんで、0歳〜24歳で出すと危ないんです。だから失敗しました…。

で、30代からは海王星や金星的な姿勢(芸術、人類愛、スピリチュアル的な姿勢、愛を大事にする)で生きた方がうまくいきますが、月(感情論・外に出ずに引きこもり・家庭でのトラブル)が暗示されており、本当にそうなりました。

30歳に入ってすぐに家族は離散、引きこもり、数年無駄に…。そして40代は、火星を重視して生きると上手くいきます。また水星重視(ロジック、下心、ゴシップや嘘をつく)で失敗が暗示されています。ASCの火星、天王星はここで開花できるかもしれません(これまで正直で失敗してきたため)

チャート的にも水星って非常に重要な惑星なので、40代からは気をつけようって思います。まぁ今後の人生で検証し、その後は体系化って感じかな…(目標が遠い)

そういえば、自立の時代と海王星牡羊座がかぶるのが面白い笑。なんかあるんじゃないのかな?自分で決めてきたテーマとか。そして晩年の私ですが…賢者や修行僧になってそう笑。太陽のサビアンシンボルにかなり近い。ここまでハマるものかな?

自分は人相学やパーソナルカラーも占星術で応用したり、研究していますが、開運メイク、開運人相、開運だけに特化した研究を数年間、人体実験で検証しているんです。

何か仕組みというか、成功を引き寄せるものってあると思うんですよ。その基礎を固めたいなぁと思い出したのが、今年。

占星術だけに特化して勉強していたら、もっと占星術で色々できたかも知れないんですが…自分はちょっと独創的な方に進んでいます。今は「色彩検定」の勉強をしていますし(占星術と関係ない笑)。

ただ太陽×金星のプログレスって、こんな状況下でも良い結婚や良い仕事、良い出会いを引き寄せやすいですよね。内面が変わるんだって、実感しました。

例えばN太陽×N金星0度持ちで、幼稚園でタイトな0度になる人は、初恋の相手と実は両思いだった、と大人になって再会して知ったとか。幼稚園にして、恋愛のコツをマスターしており、魅力的な人物として一生を過ごしやすいですね。

容姿も魅力的で、キラキラ成長していくんです。そういう中身だから、それが現実に投影され、人生を作る。結局は「内面の変化や成長」が「現実を作る」と自分は解釈しています。

だから「自分が変わる」「成長する」って大事ですよね。運命論じゃないと思うのは、人間には成長があるからです(ネイタルだけが全てじゃない、本人の使い方も大きい)

それに運命が決まっていたら、身分制度と一緒じゃないですか?不幸から抜け出せない。土星が強いチャートなら「不幸ですよ」、木星なら「幸福ですよ」って、一概には言えないんですよ。

「なんで自分は不幸なんですか?」
「なんで幸せになれないの…?」

て言葉を連発している方は、人相も不幸そうで、血色が悪くて皮膚が乾燥気味の方が多いです。私の母がこう言うタイプの女性でしたが、「人に幸せにしてもらおう」とか「幸せは外から来る」と思っているから、不幸なんだと思う。

幸せとは自分次第だし、今の幸福に気づくと言う「感性」が幸福を生み出すんじゃないかな。平和で、戦争で殺し合いもないのだし、感謝することが大事。結局、精神的に自立できた人が幸せになると、母を見て学んだと思う。

だから開運って「自分と向き合うこと」で起こるなって。思考が変わると、行動が変わり、やがて人生も変わって行く。マインド次第で、手相も人相も短期間で激変するんですよ。私の今年の結婚線がそうですもん。

科学だけが人間の心の問題を解決してくれるわけじゃないじゃないですか?筆者は科学至上主義者だったから、処方箋薬物の依存症になりましたし。占いって、こういう時の自己分析に役立つ物だな〜って。ちょっと向き合い方が、今年変わりました。

例えば(去年まで出来ていた事が、今年できない…)と思うと、人は焦りますよね。でも運気とかバイオリズムを知れば、「今年は内面が変わる時期なんだ」とか、毎年違う流れを知る事で安心できますし、薬に頼るよりマシだなって思たんですよね。

30歳以降はサターンリターン図を攻略しよう

サターンリターンは大体30歳前後に誰しも訪れる試練の時と言われています。あのエマ・ワトソンも話題にした事で、一般的な認知も広がりました。

大体人の人生や器、軸となるものは20代で決まる。占いでもそうですが、西洋の頭のいい人までそれを真面目に研究していて、書籍がベストセラーになりました。

・生涯賃金やパーソナリティーが決まる。
・将来のパートナーに出会う。
・人生を決定づける出来事が起こる。
→ほぼすべて20代! !

仕事選びと生涯賃金、出会いと結婚、脳と肉体の成熟――どれも20代の10年間がカギであることを知っていますか? 世界的に注目を集める心理学者が、日々のカウンセリングで接する若者たちの生の声をもとに、最新の心理学・社会学・脳科学などの成果を交えながら、一生を決定づける10年間の過ごし方を徹底指南。

引用元URL:Amazonより

↑こんな事を書かれたら、恐怖心から書籍を買ってしまいそうですよね。日本人は、こういうのに弱いかも知れません…。

ただ筆者からすると、運気とかバイオリズムを理解していたら取り戻せるものが多いと思うんですよね。大体30歳前後でサターンリターンを経験すると、心境に変化が起き、冒険を恐れるようになるだけなんです(行動も思考も、守りに入る)

筆者はサターンリターンから徐々にこれまでの能力が通用しなくなり、自己嫌悪と壁にぶち当たりました。しかもメンタルヘルスの異常と自殺を暗示するような不気味な配置。8ハウス、2ハウス、5ハウスでTスクエアを作っていました。

結論から言うと、ストーカーや性加害によるメンタル異常で「死にたい」という状態に陥りました。きっかけは確かに5ハウス絡みの場所で起きました。だからその後、楽しみ(5ハウス)を極端に抑制することになってしまったんです。

ただ筆者のバイオリズムでは、海王星(何かに陶酔する)や金星(芸術、恋愛、楽しみ)を重視した方がいい時期だったんです。だから「キーになるハウス」ではありました。実は「4ハウス」にもキーになる惑星が入っており、月を重視し家に引きこもるという行動で失敗したのも、なんか必然かな?って思って。

実はその頃は、まだそこまで占星術にも関心が強かったわけじゃないんです。色々な占術を勉強していましたが、人生に占いはそこまで大きな存在ではなくて。やはり「不幸だから」興味を持つと思うんですよね、占いって。

自分が不幸のどん底で、どっぷり試練に浸かっていた中で再度向き合った感じなんです。だっておかしいですもん、こんなに苦労して不幸なのって。流石にゲームバランスおかしいだろ!?って思って。

ただ救いなのは、筆者の場合はサターンリターンのTスクエアを乗り越えると、驚くほど豊かな生活が来ることも暗示するチャートって所です。

だからこそ、Tスクエア絡みの試練は恐ろしいレベルの地獄でした。やっと明けてきたのが2022年だったかな?でも本調子ではなかったですね。ここまで努力したのに、全然恵みはない…って感じで。

ただ必然的に「自立する」って流れが起きて、40代から始まる「自立」のバイオリズムを土星が用意してくれたのかも。あれくらいの試練がないと、自分は変われなかったのかもしれないし。生い立ちもそうで、あれくらい悲惨じゃないと「寂しい」「辛い」「悲しい」って感情は持てなかったかなと。それくらい感情を捨てる事が得意だったので。

一見試練に見える出来事も、捉え方で変わるし、当たる当たらないではなくて「どう向き合うか」なのかなって。筆者の「豊かな生活」への切り替えが、今年の太陽×金星、太陽×木星だったのかもって思って。

普通の人も、こういう運命を「事前に知っていたら」意識的に動けると思うんですよね。科学だけが人を完全に救うわけじゃないと思う。今生は愛情を知る機会がなくて、もうダメだと思うんだけど、来世は知りたいなって思えるのも、そういう「人生経験」があったから。次の人生に繋がっているのだと思う。そのためにも、まずは目の前のことをコツコツやる。

振り返ると、サターンリターンから男性との友情も成立しなくなって。これまでのパターンが通用しなくなり「友情」からトラブルが連発するように…。これはサターンリターンのドラゴンヘッドが予告してるんですよね。

そういう「これまでの自分が通用しない経験」が、サターンリターン。新しい試練を提示されて、自信がなくなるんだよね。守りに入っちゃうというか。自分は大崩壊だったんですが…。

もちろんネイタルは総括で、目指すべき地図なのは間違いありません。ただネイタルばかり意識して生きると、中年の危機に陥りやすいのかなと思って。人生がさすがにうまくいかなくなるのが、ウラヌスハーフリターン、土星ハーフリターンが重なる頃なのかな〜と。

自分はサターンリターンの頃、女性で生きることにも限界が来て、醜くなりたい、もう女性として見られたくないって怒り(火星)が容姿や美しさ(2ハウス)に向かい、体重を92キロくらいまで増やしたんですよ(いずれ写真も公開したいと思いますけど…)

だから人相とか容姿も、自分次第で変わってしまうんだって強く思って。それに容姿でここまで人からの扱いが変わるんだって思い知ったのも事実ですね。

ただ自分が世紀のダイエットをしたのは、実は2度目。忘れかけていた「醜いってどういう人生か」を再確認しました。やはり容姿は重要って思ったんですよね。美醜やルッキズムではなく、人への印象って大事だな〜って。

人相の研究を本格的にしたのは、自分の人相が激変したからなんですが、運を引き寄せるのって、ぶっちゃけ自分なんで…。内面が容姿に現れる→人の印象が変わる→チャンスが増える→人生が変わるって感じ。でも大事な出発点は、中身なんです。

何が人生のキーになるかは、わからないもの。幸運の前には地獄のような試練がくるっていう「あるある」って、あると思う。他の人のチャートを見ていても。最後はそんないい事例、「心理学者ユング」を取り上げてみたいと思います。

おわりに「ユングと中年の危機」

この前、心理学者のユングの生い立ちの本を読んだんですが、ユングは母親が霊能の家系で、月×天王星、太陽×海王星が同じだからか…幼少期のエピソードがちょっと似てた。奇妙な母親、父親に失望して育つなど…。

ユングは精神病や霊能的なものを解明したいって感じでやってましたが、そのアプローチは海王星的。ユングが母親なら、フロイトは父親的な感じ。必然的に出会い、必然的な別れだったのかもしれません。

面白かったのが、フロイトと決別して、中年の危機に見舞われた時に、自分が精神病的な幻覚を見続けた話。当事者になってみて、やっと治療法が確立できたって話です。

ユングの中年期は、まさに「絶望」だったかもしれません。以前師にも「幻覚や見えないものが見えるときは、現実を生きていたくない時、逃げたい時、消えたい時」って教えてもらいましたが、ユングもそうだったんだと思う。個人天体に海王星90度、180度、魚座がある人は、特に危ないですね…。

でもユングは不幸から逃げなかった。一人で自立するという方に進み、それが成熟とスキルの鍛錬になった。いかにも土星的なエピソードですが、中年期って成熟なんですよ。成熟できない、独り立ちできない人の末路って、かなり悲惨になりやすい。

特に土星×冥王星、火星×土星のアスペクト持ちは、人生に厳しい試練がくるかもしれないけど、逃げないことが大事(ユングは土星×冥王星90度がある)すごい大きな成長、成熟も可能だと思うんです。

ユングはDSCの上に太陽があり、チャートルーラーの天王星もあるので、他者から理解されたい、されないっていう悩みが人生ではずっと強かったですよね。

天王星は「理解されない」って感じる場所でもあったりするから…(他者目線なら、風変わりな場所なんだろうけど)見たら2-8ハウスがインターセプトで、そこにドラゴンヘッドとキロンも入ってる。

精神病的な不気味な経験(8ハウス)も、幸運(木星・8ハウス)になっていて、有名な「原型」の概念を作り、自分には価値がない(2ハウス・キロン)という問題が癒されていった。それは今回自分が望んだ運命(ドラゴンヘッド)で、成果は晩年(インターセプト)に訪れる…って感じでしょうか。

人生って中年以降じゃないと答えって出ないですよね…。鑑定を受けられた人が「複合アスペクトの意味を知りたい」ってきても、複合アスペクトって中年以降だと思ってて…。若い頃に本人が問題や課題、目的を自覚できているなら、凄いと思います。

自分はチャートの複合アスペクトの意味が見えなくて。ステリウムばっかりだから、ここに意識が集中してるって事はわかりますが。「あぁ、そういう事か!」て思ったの、今年なんですよ。きっかけは、プログレスだと思うのですが…。

でももうずっと以前に「あなたは〇〇をやる人だよ」「無から有を作ること全般」って、師に言われてて。当時は「?」だったんですが、結論はその通りになっているかも…?。

あと新月には40個お願いできる、最大パワー周期があり、今年何をお願いしようかな?って考える中で、去年のを振り返ったら「全部ダメだな」と。今年の願い事を書き出してみたら、「あ、これサターンリターンの目的に近いな」と思って。ネイタルのドラゴンヘッドにも通じているし。

人生にはタイミングってあるんだなと思って。人それぞれ、何かタイミングとか、きっかけになる何かがありますよね。バイオリズムもそんな感じで、何が自分に合っているかを探すのもいいかもしれません。

以前、師ともバイオリズムで盛り上がったんだけど、師は確か「三の倍数の月」はだめだと言ってたっけ。人によりあるのでしょうね。私は9月に体調が悪化しますが、これはお彼岸のせい。霊媒体質あるあるだと思う。

そういえば以前、noteに師とのやり取りを書こうかと思うって発言をしてから、実に数ヶ月経ってしまいました。新たな試みとして、「見えない世界の話」をnoteに書くことにしました。見た人にオカルトって思われない、哲学や死生観(射手座的な世界)の話に昇華できるといいなと思っています。
>>占星術とサイキック【note限定記事】

昨日アップしたのは、魂について、なぜ自殺はだめなのか?、これを「魂魄の仕組み」と「仏教の世界観」を交えて話しました。「どう生きるか?」が大事だと気づいたって話です。気になる方は見てみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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