- 快楽への渇望
- 責任と義務との葛藤
- 女性的な側面の強さ
- 不満
- 欠乏感
- 冷笑的
- 皮肉めいた態度
- なにをやっても満足しない
サビアンシンボルとは?
人生のテーマと向かう場所
暗闇の中で自分自身の内面と対話するのが、この度数のテーマ。
タイトルの『二人のしかめつらした独身女性』とは、
陰陽で言えば隠同士が向かい合っている状態。
男性が太陽(昼間)、女性が月(夜)を象徴しており、男女が合わさって『創造や生産性』という意味になります。しかしこの度数は女性性同士。
表面的な発展性に重きをおかず、内面との対話で見えてくる足りない側面=不満感(しかめつら)と向き合う事(内観)によって見えた問題点の克服がテーマです。
牡羊座17度の勇者は、宿屋のベッドで眠りにつくまで考え事をしている瞬間。
ですから、牡羊座特有の走り続ける姿勢がここでは一旦静かになります。
何となく(感情の昂りを抑えたい…)と思いやすい人でしょう。
この第4グループは、180度の関係にある天秤座の性質が入り込んできます。
牡羊座の自我と天秤座の他者の声が対立し、牡羊座らしさを出しにくくなります。
牡羊座17度は、活発な想像力があるとされる度数です。
文章を書く能力に恵まれており、表面的にはシニカルでも、内面には壮大な世界があるかもしれません。
精神的な世界での贅沢さや快楽への渇望がある人です。
社会というより自分自身へ意識が向けられているので、活発な行動を否定する傾向が見られます。
社会の期待のために自分自身の要求を我慢したくない、妥協したくない、無理をしたくない。そんな気持ちが潜んでいるかもしれません。
女性とは生物学的にも受容する側におり、自ら行動する事は好みません。
危険を伴うから当然の姿勢なのですが、何でも受容するわけじゃありません。
近づいてくる男性をかなり慎重に選り好みします。
女性性は『AND』を重視し、多ければ多いほど『安心感』を得られます。
1つだけ100点の男性よりも、50点(平均)を何個も備えている男性に『安心感』を持つ性質があるのです。
ここではそうした安心感を得る為に、際限のない渇望と不満が起きてきます。
そんなあなたは『内面の世界』と『自分の人生』を結びつけて考え、
豊かで幸せに暮らすには、感情面の断熱をしようとしたがるでしょう。
自分らしく生きるとは何か?を学んでいきます。
牡羊座17度の勇者は、『一人で静かに考えたい』という姿勢になり、言葉や行動ではない静かなる知性があります。
これは想像力を意味し、特に文章での表現力に才能がある人です。
ただ牡羊座16度からは小休止に入るので、受け身の姿勢が目立ってきます。
特に牡羊座17度はその姿勢がより顕著に現れており、どこか暗さが漂う面があります。
社会での義務と責任、個人的な快適さのバランスを取ろうと葛藤するでしょう。
この度数の人は責任感がない訳ではありません。
ただ社会に迎合してまで個人を犠牲にすることに疑問が湧いてくる人です。
仕事に対してあまり愛着がなかったり、不満が強いかもしれません。
個人の快楽への渇望と、社会での義務感で絶え間ない葛藤が起き、
結果はどちらも譲ることができず、苦悩するでしょう。
内面の分析ばかりしている内に、社会での意義を見失ってしまうと行動が消極的になってしまうかもしれません。
性格
意識して笑顔を作る必要があるかもしれませんが、それも消耗するでしょう。
内面が冷たい訳ではなく、感情という熱を遮断したがるだけなのです。
どこか内面の世界で静かに考え事に耽りたい人で、知的な人です。
社会で活発に行動するよりも、一人で読書や考え事の方が落ち着くかもしれません。
受け身の姿勢があり、そこまで無理して社会に合わせたいとは思っておらず、
静かに暮らしたいと思う傾向があります。
元々外側ではなく、内面にエネルギーが向きやすい人です。
それは想像力を豊かにし、自分とは何者かを哲学するのを好む人にするかもしれません。
自分の本来のアイデンティティを保持しようとしますので、
自分の哲学を文章に綴ると面白い人物だと思ってもらえるかもしれません。
この度数の人は、静かで多くは語らないのですが、
いざ文章で自分のことを語ると、興味深い人生観を持っている人です。
何か文章を書いてみるといいかもしれません。
今の状態(オラクル・運気)
想像力にも恵まれた時期ですから、
なにか文章としてアウトプットするといいでしょう。
今は行動や言葉での表現よりも、内面の分析がプラスになる時期。
底無し沼のような欠乏感を感じやすいかもしれませんが、
何をやっても満足感を得られない場合、欠乏しているものが何か分析しましょう。
この欠乏感が強いと、際限なく快楽を求める性質が悪い面として出てきます。
誤った安心感が孤立を招く暗示もあります。
社会より個人の快適さを求める性質が強まる時期です。
受け身の姿勢が目立ち、何となくやる気を出すのが難しいかもしれません。
大事なのはやる気ではなく、『静かなる知性』
無理に外に出ることが活動ではなく、
内面の知性を磨くという活動も立派な活動と思うと打開できるでしょう。
参考文献と資料
https://collections.nlm.nih.gov/catalog/nlm:nlmuid-9410623-bk