- 高貴な友情
- 自分を信じる力
- 洞察力
- 指導する立場になる
- とりあえず行動する(いい意味で)
- 謙虚さがない
- 気難しく、傲慢
- とりあえず1番最初にやりたい
サビアンシンボルとは?
人生のテーマと向かう場所
普遍的な原理についての理解が安定し、確固たるものにしようとする人々です。
国民感情や時代の潮流という見えない『風』から、
牡羊座9度の勇者は情報だけを取り出し、結論を出そうとします。
タイトルの『水晶』というのはシンボルに過ぎず、霊感の有無ではありません。
ただ(結論を出すにあたり)見えない風から情報を取り出すので、ひらめきやインスピレーションなどの『天王星的』な感性が必要になります。
レベルが上がった時に、回復魔法ホイミからベホイミを生み出すような、
『新しいひらめき』を得意とし、直感力やインスピレーションを大事にします。
全体を把握しながらも、全体の中の個人に目を向け、一人一人の個性や才能を見出したり、個人の資質を全体に反映させようとします。
牡羊座8度が獲得した一人一人への敏感なアンテナを、この牡羊座9度の勇者は情報として取り出すのです。
この度数は鋭い洞察力と、判断の早さが特徴。
数学的な理解力があり(良くも悪くも)動かないでいるより動こうとする人です。
牡羊座8度がタイミングを待ったのに対し、待つより動きながら修正した方が時代のニーズを素早く掴める、という発想をします。
そんなあなたは『全体像』と『自分の人生』を結びつけて考え、
豊かで幸せに暮らすには、全体像を把握したら素早く動く方が安心だと思うようになります。
しかし成熟した全体像の把握には、まだ到達していません。
急いで判断して間違った道を選ぶ恐れもあるでしょう。
良くも悪くも自分の判断を信頼し過ぎていますので、
全体や速さに囚われ、細部(個人の能力)を活かしきれないのが、この度数です。
牡羊座9度は全体を観察し、細部の動きを理解しようとします。
ある意味純粋で、自分の直感を信じすぎる傾向があるでしょう。
観察に洞察力を取り入れ、全体を瞬時に把握したらすぐ動く、というような行動を取ります。
何事も急ぐ傾向があり、根底には『1番になりたい』という思いがあります。
ただそれで失敗したとしても瞬時に軌道修正ができる人です。
世界のトレンドを瞬時に把握し、今何をすればいいのかを判断します。
ただ世界や全体ばかり見て、細部の方を見落とす恐れがあるのがこの度数。
とりあえず動かないで待つより、動いて考えようとします。
このような性質から、失敗はつきものという姿勢になっていきます。
日本人には真似できないような、失敗も経験として学びを深めていく人です。
1つにこだわらず、誰にも深入りせず、変化を受け入れ、再出発にも前向き。
途中で全く別のキャリアに転身する可能性が出てきます。
やがて他人に助言したり、指導する立場になると言われる度数です。
積み上げた幅広い経験を元に時代を把握し、何が必要かを導き出していきます。
(ただ未成熟なので、チャート全体や人生経験に依存します)
余談
牡羊座9度を持つ有名人に、サム・ウォルトンがいます。
世界最大の小売マーケット『ウォルマート』創業者で、現在の田舎に大型店舗を作る小売界のビジネスモデルを作り出した人物です(それまでは小型店舗が主流だった)
彼のモットーは『経験から学ぶこと』
最初に小さな雑貨屋を経営し、ノウハウを得たら売却し、その資金を元に更に大きな店舗を構える、というやり方で経験を積み上げました。
様々な場所に偵察に行くのを好み、頻繁に全国のウォルマートを予告なしに訪問することでも有名です。
ウォルトンモデルといわれるビジネスモデルは、小売業の潮流ともいえるドミナント方式(地域内の市場占有率を向上させて独占状況を目指す経営手法)のいち早い導入でした。
田舎だから小さい店舗を置くのではなく、(あえて)大型店を作り、『ここに行けばなんでも揃う』と住民全員を1店舗に集客させる経営方針と、(大型店なので)資金調達の面から新規参入を難しくさせる目的もあります。
まさにこの度数の全体を瞬時に把握して、時代の潮流を先取りし、個人のニーズを取り入れた事の成功例です。
彼は82年から88年まで米国で最も裕福な人物として知られ、死後はビルゲイツがそのバトンを引き継いでいます。
性格
直感やひらめきがあり、数学的な理解力があります。
他者が見逃している可能性を”インスピレーション”から探せる人です。
天王星的な面があり、スピードや友情を大切にする人で、
面白い感性を持っているかもしれません。
失敗する事より、時代に乗り遅れるのを心配する人です。
何事も経験や行動が重要であると考え、動きながら修正していきます。
このような傾向が最終的に、経験値として積み上げられていく人です。
牡羊座8度の勝ちの状況を見極めたり、待つ姿勢に応用力が加わっています。
もし失敗しても瞬時に修正ができるので、行動を恐れないのでしょう。
何事も軌道修正が上手な人で、キャリアの転身もうまく行く人です。
今の状態
自分の置かれた状況を全体から俯瞰してみるのもいいでしょう。
大切なのは全体を把握してから、細部を見る事です。
観察に洞察力を入れ、全体の意味を探すのも良さそう。
小さい視点や細部にばかり目を奪われると、全体を見誤ります。
行動する時も、個人より全体を把握してから考えると失敗が減ります。
天王星的なセンスが発揮できる時期です。
数学的な理解力、インスピレーションを降らせましょう。
全体をだら〜と見るのではなく、少しだけ焦点を合わせると何か見えてくるはずです。
全体から瞬時に情報を獲得し、分析していきましょう。
必要に応じて軌道修正して、完成を目指すというやり方が向いている時期です。
観察だけで終わらせず、動いて経験を積み上げるという感性が大切。
動けば失敗もありますが、経験値という宝物も手に入ります。
この度数は成熟した全体像が読みきれない傾向がありますので、
失敗はつきものであると割り切っていきましょう。
参考文献と資料
https://collections.nlm.nih.gov/catalog/nlm:nlmuid-9410623-bk