- 安定
- 物質
- 偏り
- 権力・権威
- 犠牲
- 転落
- 客観性の欠如
- 逃げ道がない
サビアンシンボルとは?
人生のテーマと向かう場所
5度で試練と困難を経験した牡羊座6度の勇者は、一皮剥けているのです。
この牡羊座6度からは、もっと広い世界を抽象的に理解するようになります。
例えば4元素の理解であったり、古典的な法則への興味関心等です。
5度が三角形という『創造性・知性』を表したのに対し、6度のタイトルは四角形。
元々四角形とは『世界』を表すシンボルで、4は安定を意味します。
4本足の椅子が安定するように、基盤の安定に興味関心が高いでしょう。
そんな牡羊座6度の勇者は、村よりもっと大きな存在『王国』に興味を示します。
王様と謁見し、権力やリーダーシップを学び、城の上から下の庶民を見下ろすという視点を獲得します。
この牡羊座6度はリーダーシップと権威あるポジションに関係する度数です。
これらを引き寄せるとも言われていますが、同時に維持できるかも試されます。
地位の維持にはバランスが必要ですが、この度数はバランスが欠如しています。
視点に偏りがあり、物質的な成功ばかりに意識が向きがちでしょう。
登山家のように頂上だけ見て登り詰めても、総合的な視点がなく、バランスを崩せば転落する恐れがあるかもしれません。
まだまだ知識や経験が不足しており、統治するシステムを学んでいる段階です。
高い地位のために全てを犠牲にする傾向から、人間関係は希薄になる恐れがあります。
そんなあなたは『権力・権威』と『自分の人生』を結びつけて考え、
豊かで幸せに暮らすには、権力の獲得が必要であると思うようになります。
しかしトップに立つ政治力とは、社内の人脈、部下からの信頼と協力である事をまだ理解していないので、地位の維持は自分の頑張り次第となる運命があります。
6度以降は、形而上学的な普遍的な原理についての理解を求められています。
ある意味純粋で、登り詰めることに夢中になります。
ただ視点の偏り、バランス感覚の欠如に気を付ける必要があります。
能力も限定的と言われており、人間関係を軽視する傾向が後々地位の失墜に繋がる恐れがあります。
人との温かい交流、友情を意識しておくといいでしょう。
特に晩年になった時に助けになるかもしれません。
仕事においては、一人で登り詰めることは得意なので、地位の獲得は容易です。
ただ簡単に転落しやすいので、地位の維持に苦労するでしょう。
状況の一面しか見えないので、窮屈さを感じやすい人です。
簡単すぎる幸運は不幸を招きやすいでしょう。
この状況から逃げ出したい!という思いから突っ走ると、転落する恐れがあります。
性格
ただ一点を見つめるのは得意ですが、こだわりが強く頑固。
能力や性格にも偏りがあるので、不器用さが目立つ人でしょう。
器用とは言えない性格で、損をしやすい人です。
特に人間関係を軽視する傾向は、配慮や協調性の欠如に繋がるでしょう。
晩年になって、成功には人望が重要であったと気が付くかもしれません。
ただ牡羊座特有の純粋さとまっすぐさがあり、ひたむきさがあります。
裏表がなく、単純といえば単純な面があるでしょう。
エネルギーが溢れているので、積極的に攻める事が道を開く鍵です。
幸運が人より簡単に手に入るので、成功をどう維持するかが問われます。
今の状態
閉じ込められているような圧迫感を感じやすく、
視点に偏りが出てくるかもしれません。
状況の片側だけを見ていないか、よく自分を客観的に見る必要がありそうです。
中途半端にやると、それまでの努力が無駄になる恐れがあります。
やるなら徹底的にこだわってやり抜く方が、結果としてはいいでしょう。
牡羊座6度は、成功や権力を引き寄せると言われていますが、
簡単に手に入れた成功は、簡単に失うことも暗示します。
気を抜かず、攻め続ける事が大事な時期です。
積極的な行動がプラスに運びます。
ただ自分の成功ばかり考え、他者への配慮が足りないと、後々転落のきっかけになるかもしれません。
周囲への配慮の欠如には気をつける方がいいでしょう。
参考文献と資料
https://collections.nlm.nih.gov/catalog/nlm:nlmuid-9410623-bk