お待たせしました、後編は『相性』についてのカルマです。
日本でも『前前前世(Google検索)』という歌がヒットしたように、アジア人は古来から前世を信じるところがあります。
しかし占星術でも過去世、来世を見れることを知っている日本人は少ないでしょう。
実は前世からの繋がりとは、歌のようにロマンティックな関係ではありません。
前世からの繋がりがある魂は、カルマ(因縁)が残っている関係です。
要するに、前世で解決できなかった問題を今生に引きずったままの関係なのです。
それはどこでわかるのか、解説していきますね。
アスペクトとは?
★ Astrodienst(外部ページ)
https://www.astro.com/horoscopes/ja
初心者向けのアスペクトの解説記事
カルマ前編
因縁がある人は、ドラゴンテイル(サウスノード)に印がある
意味合いで言えば『悪い』意味を持つため、火星や土星などと同様に不吉と言われています。
このドラゴンテイルと反対の意味を持つのが、ドラゴンヘッド(ノースノード)で、幸運、幸福を知る事ができるポイントです。
- 過去世(ドラゴンテイル)
- 来世へと向かう場所(ドラゴンヘッド)
そう覚えておいてください。
例えば…
乙女座ならなんでも分析してカテゴライズしたがるし(視野が狭い)、山羊座ならビジネスライクで仕事に没頭します(感情を軽視する)。
今後リリスとカイロンが終わり次第、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルに取り掛かりますので、説明はこのくらいで。
コンジャンクションという印が付いていませんか?
もしついていたら、それは過去世から(悪い)因縁がある関係です。
ドラゴンテイル側と天体側の意味
天体側
前世ではいわゆる被害者側であった事を示しています。
今生はその関係をどうするのか、決める事ができるのはあなたです。
ただ筆者の経験上、それが大事な関係であった場合、
天体側が『なんとか仲良くやりたいな』と思いやすいです。
譲歩したり、気を遣ったり、相手に尽くしたり…。
ただ結論から言うと、相手は一切それに応えないと感じます。
あなたがやればやるほど、相手は調子に乗って加害してきます。
今生、この関係をどうするのか、決断するのはあなた(天体側)です。
無理だな、と感じたら手放す方がいいでしょう。
筆者の母親も父親もドラゴンテイル側でした。
一人で生きていけない子供にとって、壮絶な虐待などに発展しやすい関係です。
ドラゴンテイル側
いわゆる前世では加害者側であった事を示しています。
今生は前世での悪い行いを反省し、相手の為に行動できるかが試されています。
これはあくまで筆者の経験則ですから、全てに当てはまるわけではありません。
ただドラゴンテイル側は感情的になる事が多いと感じます。
友達であっても、深く付き合うといじめてきたり、成功を妨害してきます。
この場合、友情を継続するか否かを決断するのは『天体側』になります。
要するに、ドラゴンテイル側は永遠に絡んでくるか加害してくるので、縁が切れにくいです。
自分がドラゴンテイル側になる時、相手と自分は異質だと感じやすいです。
ですから加害者にならない様に、特に気をつける必要があるでしょう。
あなたが必死に相手を理解しよう、相手の為に行動しようとする事、愛情を注ぐ事は、魂の視点で見た時、素晴らしい行為です。
1つの負のカルマが解消され、次のステージに進む事ができるようになるでしょう。
要するに何をやっても満足しないし、逆恨みもされやすいです。
或いはドラゴンテイル側が逆恨みするか、どちらかを辿りやすいです。
主体性があり、依存心がない(個人主義の)欧米より、この展開は顕著です。
(なので洋書の内容のような大人同士の対応になりずらいと感じます)
大事なのは、『見返りを求めない姿勢』です。これしかありません。
ソウルメイトとカルマメイト
今生、縁が強い魂同士の相性を
『ソウルメイト』と表現しますね。
ただ過去世からの繋がりはカルマメイトの要素が強い事は前述の通りです。
筆者の経験で恐縮ですが、人生で印象深い経験の殆どがカルマメイトです。
それも憎しみや心を引き裂かれるような、壮絶な被害者側の経験です。
では、カルマメイトとソウルメイトは、どう確認すればいいのでしょうか。
もし双方どちらかのドラゴンテイルが天体と
コンジャンクションであった場合、カルマメイト(因縁のある関係)です。
双方どちらかのドラゴンヘッドが天体と
コンジャンクションであった場合、ソウルメイト(協力者の関係)です。
ドラゴンヘッドの関係とは、『生まれる前に約束してきた魂』であると本書で言及しています。
自分自身が協力する事、協力してもらう事、それによってお互いが幸福になり、成長する関係であるとの事です。
筆者の経験上、ドラゴンヘッドの関係とはうまくいきやすいです。
相手がどんなに風変わりで自分を困らせてきても愛おしく感じ、相手の才能を素晴らしく感じ、心から応援と尊敬ができるのです。
しかし残念ながら、ドラゴンヘッドの関係の人は人生でほとんど巡り会う事ができません(あくまで筆者の場合は)
またハウスによっても学びの意味が違います。
ただ筆者の経験上、もっともキツいのが太陽と相手のドラゴンテイルがコンジャンクションの関係です。
筆者の母親とはこの関係でした。
しかも母親は金星にもドラゴンテイルを乗せていたので、妥協なしの虐待に発展しました。当然ながら、向こうに罪悪感は全くありません。
しかしこれで負のカルマを増やしているのは、相手側です。
天体側は『主体を持って自分で決断する』ことで、学びが終了します。
ドラゴンテイル側は加害する事でカルマを増やしていると解釈し、
可哀想な人だな、と手放す(縁を切る)だけでいいでしょう。恨んだり憎む必要はありません。
ですので、同じような出来事、同じ様な人が何度も現れ、連鎖します。
魂の転生に関する世界の占星術たちの言及
魂の転生回数に関しても言及しています。
★ 自分より相手が転生回数が少ない場合
相手の考えている事(の意図)が、理解できます。
★ 相手の方が転生回数が多い場合、
相手の考えている事(の意図)が、理解できません。
また、幼い魂が取る行動に関しても言及しています。
いわゆる、犯罪をする人としない人の違いは、魂の転生回数の違いである、と本書では述べられています。
犯罪を犯した彼らは『何が悪いのか』『それによってどんなカルマが返ってくるのか』を地球で実地研修を積んでいる段階で、成長の過程で必要な経験をしているとの事です。
過去世は自分で確認した方が精度が高い事を言及しています。
本書では少し踏み込んで過去世の話もしているので、気になる方はご覧になってみてください。
占星術は科学であり、誰かに強制するものではないと言う点です。
占星術は(現実の世界を)楽しく豊かに生きるヒント、実践的なノウハウにすぎません。
ですから筆者は、『信じなさい』ではなく『自分で考えてプラスに利用してね』
という立場で発信なり、鑑定をしています。
どう受け取るか、どう利用するかは、あなた次第です。
人生とは”自分が主体”だからです。
大事なのは『今生どう生きるか』であり、それは過去世での行いは関係ありません。
今生、いくらでもプラスに変える事ができるのが人生です。
沢山の可能性を持って生まれてきたのが、私たちです。
過去から学び、未来を前向きに、より良い結果を導くツールに使ってください。